520人が命を落とした1985年の日航ジャンボ機墜落事故から12日で23年となった。全国各地から集まった遺族らは朝から墜落現場となった群馬県上野村の「御巣鷹の尾根」に慰霊登山に向かった。
今年は登山口に続く村道と迂回(うかい)路の両方が土砂崩れで通行止めに。そのため上野村などは村道の崩落個所に長さ約60メートルの仮設歩道を設け、12日のみ遺族らの通行を許可した。
晴れ空の下、遺族らは花束などの供え物を抱いて墜落現場近くに置かれた「昇魂之碑」に向かった。近くに「今年も来ました」など犠牲者へのメッセージを書いた短冊を飾り、冥福を祈った。(11:46)