ゲストさんログイン

ウェブ検索
北京オリンピック特集

北京オリンピック Beijing olympics 2008
  • トップ
  • ニュース
  • 北京ウォッチ
  • 写真ニュース
  • 写真特集
  • 競技説明
  • 日程

<北京五輪>歴史の裏に消えてしまうのか桂順姫と谷亮子

<北京五輪>歴史の裏に消えてしまうのか桂順姫と谷亮子
一時、ライバルとして世界女子柔道界を牛耳っていた北朝鮮の桂順姫(ケ・スンヒ、29)と谷亮子(33)が、歳月の流れには逆らえなかったか、北京五輪で敗北の涙を流した。

北朝鮮のスポーツ界のヒロインである桂順姫は11日、北京科学技術大体育館で開催された女子57キロ級第2ラウンド(16強戦)で伏兵のバーバラ・ハレル(31、フランス)に競技終了まで約1分を残し、一本勝ちを取られて敗北を喫した。ハレルが第3ラウンドで脱落し、桂順姫は敗者戦の出場権まで逃してしまった。

“人民体育家”のあっけない敗北だった。12年ぶりに五輪金メダルを獲得するという夢が水泡に帰した。桂順姫は16歳でアトランタ五輪(1996年)に出場し、48キロ級で84連勝していた谷亮子に勝ち、金メダルを手にして世界を驚かせた。52キロ級に階級を上げ、シドニー五輪(2000年)で銅メダル、アテネ五輪(2004年)で銀メダル、世界選手権4連覇などの記録を打ち立てた。

「桂順姫負けるな」と応援していた北朝鮮応援団は予想外の敗北に茫然自失し、現場の記者も驚いていた。力では誰にも負けなかった桂順姫だったが、ハレルとの力の対決では、思うように力を発揮できなかった。8強進出が果たせなかった桂順姫は敗北が信じられないというように、虚しく笑った。かたい表情のまま、インタビューもせずに、共同取材エリアを後にした。

日本柔道のアイコンである谷は9日、48キロ級の準決勝で脱落し、銅メダルに終わった。

五輪5大会連続メダル獲得という記録は達成したが、華やかな結果を目標としていた谷亮子にとって、残念な結果となった。後退という言葉を知らない谷の姿を、ここに見ることは難しかった。

シドニーとアテネ五輪で五輪2連覇達成と1993年から昨年までの世界選手権の偉業を成し遂げてきた谷亮子。北京五輪直前に「ライバルは自分」とし、金メダルを掲げてきた谷は、五輪3連覇の夢は果たせず、さびしく北京を去った。

歴史の裏に消えつつある桂順姫と谷亮子は特別な縁を持っている。2人はアトランタ五輪(1996年)の48キロ級決勝戦で対決し、桂順姫が勝つと、日本側は相手が見たときに、柔道服の右襟を左襟の前にくるようにしなければならない柔道界の黙契を桂順姫が破ったとし、強く抗議した。“桂順姫騒動”と呼ばれたこの日の対決を契機に、国際柔道連盟は日本の主張を受け入れ、服装の規定にこれを明示した。





■オススメ記事
・<北京五輪>王己春、13秒後に1本負け…惜しい銀メダル(2008.08.12)
・<北京五輪>北朝鮮柔道の女王ケ・スンヒ、人気を実感(2008.08.06)
・<北京五輪>秋山成勲とイ・ウォンヒ、今度はマイク戦争(2008.08.07)
日活
新品価格¥9,450
ロープライス¥7,500
アテナ
新品価格¥1,260
汐文社
新品価格¥1,575
毎日新聞社
新品価格¥1,000

その他アクセスランキング

注目の情報
アメリカン・エキスプレス
アメックスのカードは充実した人生を、心から楽しむ人の一枚。
旅や日常に存在するストレスや手間を取り除いてくれる心強い
サービスたちが、このうえない心地よさを届けてくれます。


あなたの世界が広がっていく。