西日本新聞

ベース弾き「生」を実感 博多のライブ「生き字引」柴藤さん 病と闘い60歳記念ライブ

2008年8月6日 04:07 カテゴリー:九州・山口 > 福岡
60歳の記念ライブを開く柴藤耕一郎さん

 福岡を拠点に演奏活動を続けるベースギタリストの柴藤耕一郎さん(59)=福岡市南区老司=の60歳記念ライブが、誕生日の13日午後5時から同市博多区中洲のゲイツ・セブンで行われる。柴藤さんは“博多のライブ音楽の生き字引”とも言われ、ライブハウスやダンスホールなどで幅広く演奏活動を続けてきた。近年は東京や大阪、韓国でも活動しているが、今年初めからは体調を崩し入退院を繰り返している。バンド仲間たちは「早く元気になってばりばりやってほしい」とエールを送っている。

 柴藤さんは、子どものころから駐留していた米軍の放送を聞いているうちにロックやジャズに魅せられ、20歳のときからベースギターを弾くようになった。福岡市の「赤と黒」「慕情」といったダンスホールや、岩国の米軍キャンプ、ライブハウスが拠点だった。2001年にはニューヨークやシカゴなどのライブハウスでも演奏。ピアニストのロット・ウィリアムスと九州・山口ツアーもしている。現在も9つのバンドを掛け持つ実力者だ。「偉大な先輩。いつも体を張ってやっている」とバンド仲間「Lefty&Lee」のリーダー都井康広さん(57)。

 柴藤さんは、胃の疾患で1カ月に1週間ほどの入院を繰り返している。それでも「いろんなバンドに入っていろんな音楽ができるのが楽しみ。演奏していると生きている実感がある。気持ちはいつも30代」と話す。

 今回、ライブに参加するのは、「森のこじか」「クリッパーズ&Friends」など県内の5バンド。企画した「G・A・S」のリーダー米田弦さん(52)は「お世話になった仲間が感謝の気持ちを込めて集まります」と話している。

 入場料は前売り2000円、当日2500円で、いずれもドリンク1杯の購入(500円)が必要。問い合わせは、ゲイツ・セブン=092(283)0577。

=2008/08/06付 西日本新聞朝刊=

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