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【政論探求】「民社党」の懐かしい響き (2/2ページ)
民社党は国益重視を打ち出し、防衛力整備や憲法改正の必要性まで主張、現実的な国民政党を目指した。自民党一辺倒だった財界も健全野党として民社党を認め、献金の対象としたのである。
民社党はその後、いまの民主党にほとんどが吸収されている。細川政権当時には、小沢一郎(現民主党代表)、市川雄一(公明党)、米沢隆(民社党)3氏の「ワン・ワン・ライス」連携が機能した。現在、そういっては何だが、民主党内で旧民社勢力の存在感は薄い。
民社党の政治姿勢や政策理念がもっと反映されれば、民主党の政権奪取戦略も、より現実味を帯びるのではないか。一読して、そんな思いがわいてきた。
(客員編集委員 花岡信昭)
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