日航機墜落23年、所有者不明遺品展示
520人の犠牲者を出した日航ジャンボ機墜落事故から12日で23年。日本航空はこれまで所有者が分からず、保管してきた遺品のうち十数点について、東京都内の施設に展示し、公開を始めました。
午後6時56分で止まったままの腕時計。ぐにゃりと曲がったメガネのフレームやボールペン。23年前に起きた日航ジャンボ機墜落事故で、犠牲になった乗客らの遺品です。
日本航空はこれまで所有者が分からないまま保管してきた遺品、およそ2700点のうち17点について、東京・大田区の日本航空安全啓発センターで展示を始めました。
日本航空は「事故の記憶を残し、遺族の無念の思いを心に刻むために、展示することにした」としていて、遺族への公開を経て、今月18日以降、一般に公開することにしています。(12日05:44)