【2008年08月12日06時19分 更新】


1.志多組破たんで緊急会議
 (08/12 06:16)

県内最大手の建設会社、志多組の破たんを受け、県は、11日、緊急会議を開きました。この中で、東国原知事は、下請け企業などの連鎖倒産を防ぐため、全力で対策に取り組む考えを示しました。(東国原知事)「行政の腕の見せ所という感じでございますので、全身全霊を傾けて取り組んでいただきたいと思います」緊急会議は、志多組が民事再生法の適用を申請したことを受けて開かれたもので、東国原知事と県の部長らが出席しました。この中で、東国原知事は、「志多組の破たんは、地域経済に与える影響が大きい」として、連鎖倒産の防止に向け、各部が連携して、対策に取り組むよう指示しました。一方、志多組が受注している県発注の公共工事に関して、県は、工事の続行や、工期内の完成に支障があれば、速やかに契約解除と再発注を行う方針です。現在、志多組が受注している県発注の工事は7件で、契約額は、26億円近くに上ります。(東国原知事)「民間の方たち関係各位の方たちと十分連携を図って、この景気の難局を乗り切っていかなければいけないと思っております」東国原知事は、12日、急きょ上京し、中小企業庁長官に、下請け企業などに対するセーフティネットの貸付を、早めに適用するよう要請することにしています。


2.志多組破たん 県議会も対応協議
 (08/12 06:16)

連鎖倒産を防ぐための対策は、県議会でも話し合われました。11日は、県議会の商工建設常任委員会が緊急に開かれ、まず、県側から、大型倒産に関する中小企業向けの融資制度である、「セーフティネット貸付」に、志多組の債権者を新たに指定することが説明されました。これに対し、議員からは、通常、3週間かかる融資までの期間を短縮すべきという意見や、金融機関の貸し渋りを懸念する声が相次ぎました。また、議員からは、「志多組の破たんは、入札制度改革の影響ではないか」との意見も出されましたが、県側は、「破たんの1つの要因かもしれないが、それがすべてではない」と入札改革の必要性を強調しました。県では、9月以降、入札資格の見直しなど、制度改善を進めていきたいとしています。


3.宮崎銀行 赤字最大の見通し
 (08/12 06:16)

志多組のメーンバンクである宮崎銀行は、志多組に貸し付けた約43億円が回収できないおそれがあり、今年度、開行以来最大の赤字決算となる見通しを明らかにしました。(宮崎銀行・小池頭取)「志多組が注意を要する状況にあるとは承知していたが、これほど急速に事態が悪化するとは考えていなかった」宮崎銀行によりますと、経営破たんした志多組への8月8日付けの貸出金残高は、66億円あまりで、このうち、担保のない約43億円が、回収できないおそれがあるということです。このため、宮崎銀行では、この全額を、今年6月までの第1四半期で損失処理することにしています。宮崎銀行は、アリサカなど大型の経営破たんに伴う損失処理を行っていて、今回、志多組の処理が追加されたことで、今期の業績予想は、経常損益が95億円の赤字、純損益も75億円の赤字となりました。宮崎銀行の赤字決算は、シーガイアの破たんで損失処理を行った、平成12年度以来2回目ですが、赤字額は、今年度が最大となる見込みです。


4.北京五輪 柔道・内柴選手金メダル
 (08/12 06:16)

連日、盛り上がりを見せる北京オリンピック。10日夜は、柔道男子66キロ級に出場した、旭化成の内柴正人選手が、日本勢第1号の金メダルを獲得!見事、オリンピック2連覇を果たしました。連覇を狙う旭化成の内柴選手は、初戦から落ち着いた柔道で、決勝まで駒を進めます。そして、迎えた決勝・・・、フランスのダルベレ選手と対戦です。内柴選手は、序盤から攻めに徹し、開始1分8秒・・・(縦四方固めで一本!)見事金メダルに輝き、オリンピック連覇の偉業を達成しました。(金メダル!内柴正人選手)「やっちゃいました。これが僕の仕事なんで、精一杯やりました」柔道日本選手団の主将として、しっかり役割を果たした内柴選手、日本勢第一号の金メダル獲得です。一方、競泳男子400メートル自由形の予選には、延岡市出身の松田丈志選手が出場しました。松田選手は、序盤から積極的なレースを見せ、3分44秒99の日本新記録を樹立!予選10位と、決勝進出こそならなかったものの、メダルを狙う200メートルバタフライに向け、確かな手応えをつかんでいました。(松田丈志選手)「オリンピックでベストが出せてよかった。200バタフライに向けて良い泳ぎだったと思う」また、男子バレーボールの一次リーグには、串間市出身の津曲勝利選手が出場しました。16年ぶりにオリンピックの舞台に立った日本ですが、序盤から、イタリアの強打と高さに苦しみます。結局、日本は、セットカウント3対1で敗れ、初戦を白星で飾ることはできませんでした。


5.警察学校生が耐暑走破訓練
 (08/12 06:16)

厳しい暑さの中、心身ともに鍛えようと、県警察学校の初任科生たちが、25キロを走り通しました。この訓練は、県警察学校が、毎年夏に行っているもので、今年は、初任科生と補習科生、約70人が参加しました。学生たちは、元気よく声を出しながら、綾町から約25キロ離れた、宮崎市の警察学校を目指します。30度を越す厳しい暑さの中、学生たちは、水をかぶりながら駆け足を続けますが、まさに、自分自身との戦いです。そして、4時間ほどかけて、警察学校にゴールすると、自然と拍手が沸き起こり、お互いに、11日の成果を称え合っていました。(生徒たちは)「1人じゃ走れなかったかもしれないんですけど、仲間がいたので、最後まで走ることができました」「きつかったんですけど、みんなで連続呼唱などして、すごい一致団結して走れたので、すごく気持ちいいです」県警察学校の学生たちは、一般教養や逮捕術などをさらに学んで、10月以降に、各警察署へと配属されることになっています。


6.日本最南端!りんご園オープン
 (08/12 06:16)

日本最南端の観光りんご園が、今年も都城市にオープンし、園児たちがりんご狩りを楽しみました。日本最南端のりんご園として知られる、都城市蓑原町の多田りんご園では、1ヘクタールの敷地に、りんごやナシなどが実り、今、収穫の時期を迎えています。11日は、オープンを記念して、市内の幼稚園児23人が招待され、りんご狩りを楽しみました。園内には、「つがる」や「ネロ」など、5種類のりんごの木が、やく500本植えられています。園児たちは、高さ2メートルほどのりんごの木に手を伸ばし、楽しそうに収穫していました。(園児)「(Q難しくなかった?)簡単だった。くるくるするところが楽しかった。」今年のりんごは、味、大きさともに上々だということです。多田りんご園では、10月下旬まで収穫が楽しめます。


7.エンダン・アリピンさん追悼式
 (08/12 06:17)

去年8月、日向市の伊勢ヶ浜海水浴場で、人命救助のため海に飛び込み、命を落としたインドネシアの漁業研修生、エンダン・アリピンさんの追悼式が、命日の11日、日向市で行われました。追悼式には、約40人が参列し、全員で黙祷を捧げ、エンダンさんの冥福を祈りました。(エンダンさんのドキュメンタリー映画を制作・井上実由紀さん)「市民のみなさんにとって、エンダンさんが忘れ去られる事なく、今後もみなさんの心の中で生き続けてほしいという思いでいっぱいになった」エンダンさんの勇気ある行動を紹介するドキュメンタリー映画は、12日午後7時から、宮崎市民プラザオルブライトホールで上映されます。


8.国体九州ブロック秋季大会団旗授与式
 (08/12 06:17)

宮崎で開かれる国体の九州ブロック秋季大会を前に、宮崎市で、県選手団への団旗授与式がありました。式では、旗手を務める、小林工業・秀峰高校ハンドボール部の西水流成彬選手に、団旗が手渡されました。この後、ウエイトリフティングに出場する、日本大学の才田吉弘選手が、「自分を信じ、仲間を信じ、全力で戦ってきます」と決意を述べました。大会は、8月15日から24日まで、県内8つの市と町で開かれ、宮崎からは、大分国体をめざして、23競技に、約500人が出場します。


9.入郷デジタル中継局が試験放送
 (08/12 06:17)

美郷町の入郷中継局で、11日から、地上デジタル放送の試験放送が始まりました。本放送は、9月8日からで、入郷中継局の開局により、美郷町と諸塚村、それに椎葉村のそれぞれ一部、合わせて679世帯で、地上デジタル放送を見ることができます。これで、既に本放送を始めたエリアと合わせて、県内の約91%にあたる、40万世帯余りで、地上デジタル放送が視聴できるようになりました。


9.日南職員が祭り会場に飫肥杉おもちゃ
 (08/12 06:17)

日南市では、市の職員が、夏祭り会場に出向いて、飫肥杉の手作り玩具などを展示し、特産品のPRに一役買っています。飫肥杉をPRしているのは、日南市役所に去年発足した、プロジェクトチーム「飫肥杉課」の職員たちで、各部局から選抜された職員が、ボランティアで活動に取り組んでいます。「飫肥杉課」では、8月に入って、市内の夏祭り会場に、特設ブースの「飫肥杉屋」を登場させました。「飫肥杉屋」には、数字が書いてある板を狙ってボールを投げる「すぎトラック・アウト」や、飫肥杉の由来などを学ぶクイズコーナーが設けられ、子どもたちが、遊びを通して、飫肥杉に親しんでいました。「飫肥杉課」では、これからも、各地の祭りやイベント会場で、飫肥杉の良さをアピールしたいとしています。