御巣鷹から23年 安全教育のため遺品を展示
日航ジャンボ機墜落事故から、23年がたちました。日本航空は今年、持ち主の分からない遺品の一部を初めて公開しました。
遺品は事故以来、倉庫に保管されたままでしたが、安全教育に役立てたいとの日本航空側の希望を遺族側が受け入れる形で、公開が実現しました。墜落時刻の午後6時56分ごろを指したまま止まっている腕時計など、墜落の衝撃を物語る17点が、遺族や日航社員を対象に、羽田の施設に展示されています。
8・12連絡会、武田さん:「残がいは残がい、遺品は遺品として、それぞれ安全教育に生かしてもらいたい」
一方、群馬県上野村では11日、交通機関の安全を願って、遺族らによる灯ろう流しが行われました。12日は、事故現場になった御巣鷹の尾根への慰霊登山が行われます。