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灯ろう流し 日航機事故遺族の思い乗せ 群馬・上野村

8月11日20時52分配信 毎日新聞


灯ろう流し 日航機事故遺族の思い乗せ 群馬・上野村

日航機墜落事故の現場となった「御巣鷹の尾根」のふもとを流れる神流川に灯ろうを浮かべ、犠牲者の冥福を祈る遺族ら=群馬県上野村で2008年8月11日午後7時10分、内藤絵美撮影

 520人が犠牲になった日航ジャンボ機墜落事故で、現場近くの群馬県上野村の神流川(かんながわ)では11日夕、灯ろう流しが行われた。遺族らの思いを乗せた約300個の灯ろうは川面に揺られ、辺りを柔らかな光で包み込んだ。

 「いつも見守ってくれてありがとう」「子供たちも元気でやっています」「安らかにお眠り下さい」。地元ボランティアによるオカリナやアコーディオンの演奏が響く中、遺族らは思い思いのメッセージを込めた灯ろうをゆっくりと川面に置き、流れを見守った。

 参加者は「千の風になって」や、事故で亡くなった歌手、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を合唱。ペンライトを振って犠牲者をしのび、空の安全を祈った。

 12日は墜落現場への慰霊登山、追悼慰霊式が行われる。【杉山順平】

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最終更新:8月11日20時52分

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