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<日航機墜落>事故から23年 17遺品を展示

8月12日5時1分配信 毎日新聞


 85年8月に起きた日航ジャンボ機墜落事故で、所有者が特定できない遺品の展示が11日、東京都大田区の日本航空・安全啓発センターで始まった。展示して空の安全に役立ててほしいとの遺族の願いを日航側が受け入れ、実現した。12日で事故から23年を迎える。

 日航によると、群馬県上野村の墜落現場から見つかった遺品のうち、約2700点が引き取り手のないまま羽田空港内で保管されている。今回は、このうち▽腕時計5点▽眼鏡3点▽鍵3点▽カメラレンズ3点▽ボールペン2点▽電卓1点−−の計17遺品が展示された。墜落時刻の午後6時56分前後を一斉に示す腕時計。フレームが大きくゆがんだ眼鏡。折れ曲がった鍵。いずれも事故の衝撃の大きさや悲惨さを訴える。

 遺品について、日航は当初、「だびに付して上野村の慰霊の園にまつりたい」との意向を遺族に示した。一方、遺族は「事故を忘れないためにも、遺品は保存すべきだ」と強く要望し、長く話し合いが続けられた。

 日航が方針を変えたのは、05年に安全上のトラブルが相次いだのがきっかけ。墜落事故を「負の遺産」でなく安全意識の原点にしようと考え、06年4月、社員研修を主目的とした安全啓発センターを開設。事故機の一部や乗客が家族に残したメモなどを展示した。

 遺品についても、事故の悲惨さが伝わるものをと遺族と検討し、展示が実現した。見学は11日から3日間は遺族と関係者、18日から一般も受け付ける。

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最終更新:8月12日5時1分

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