【中国総局】北京五輪の開会式でテレビ放送された花火で描いた巨人の足形の映像が、CG(コンピューターグラフィックス)による合成映像だったことが11日、明らかになった。中国のメディアが伝えた。実際に打ち上げた花火によるものではなかったという。
同メディアによると、五輪の映像効果の担当者が合成映像だと認めた。この担当者は「約1年かけてこの映像を作製した。実際の花火と比べるとCGの方が明るかった」と話している。
テレビ映像は、開会式の直後に、北京市の上空に巨人の足形のような形で花火が打ち上げられた模様を伝えた。天安門広場から五輪のメーン会場である国家体育場(愛称・鳥の巣)までを巨人が歩いていく様子を表現していた。(07:00)