岡山放送局

2008年8月11日 21時20分更新

桃の新品種試食会


桃の出荷が最盛期を迎える中、特産地の1つ岡山市瀬戸町では、地域の農家の人たちに新しい品種の「おかやま夢白桃」の栽培を呼びかける催しが開かれました。

これは、全国的に桃の産地間での競争が激しくなる中、新しい桃の品種を全国ブランドとして育てていこうと、岡山市瀬戸町と赤磐市の農家でつくる「JA岡山東モモ部会」などが開きました。

会場には地元の桃の栽培農家などおよそ50人が集まり、県の担当者が新しい品種の「おかやま夢白桃」の栽培の仕方などについて説明しました。
そして、用意された「おかやま夢白桃」を実際に試食して、甘みや食感、それに大きさなど確かめました。

「おかやま夢白桃」は、平成17年に品種登録されたばかりの桃で、甘みが強く、柔らかいのが特徴ですが、県内全体での栽培はおよそ21ヘクタールと全体の3%程度にとどまっています。

県の東備農業普及指導センターの吉田稔主任は「おかやま夢白桃を全国に向けPRできるよう、今後も栽培を進めていきたい」と話していました。