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<グルジア>ロシア海軍、黒海でグルジア艦船撃沈

8月11日13時1分配信 毎日新聞


 【トビリシ小谷守彦】グルジアからの分離独立を求める南オセチア自治州での軍事衝突は10日、ロシア海軍が黒海でグルジア艦船1隻を撃沈するなど戦闘が続いた。一方、ロシアのメドベージェフ大統領は10日、欧州連合(EU)議長国フランスのサルコジ大統領と電話協議し、打開策を協議するためサルコジ大統領が近く訪露することで合意。グルジア側の停戦通告を受け、紛争解決に向けた動きも出始めた。

 メドベージェフ大統領は、停戦実現の前提条件にグルジアと南オセチアの独立派勢力が武力不行使を確約する法的文書に調印することを挙げた。クシュネル仏外相は10日夜、グルジアのサーカシビリ大統領と会談するため首都トビリシに到着、11日にはロシアを訪れる予定で、国際調停を本格化させる。

 一方、ロシア軍による攻撃は激しさを増し、軍当局者によると、グルジア西部の黒海沿岸に展開していたロシアの軍艦がグルジアの艦船4隻を砲撃。1隻は撃沈され、3隻はグルジアのポチ方面に逃走した。グルジア側が先に攻撃してきたため、応戦したと説明している。またグルジア内務省によると、ロシア軍機が10日夜、トビリシ近郊の国際空港近くを空爆し、滑走路から200メートルの地点に爆弾が落下。11日午前にもトビリシ近郊の軍基地とレーダー施設が空爆されたという。

 同じくグルジアからの独立を求めるアブハジア自治共和国では、駐留するロシア平和維持軍に空挺(くうてい)部隊などが増派された。独立派政府によると、これに対しグルジア側も支配地域の境界に4000人以上の軍隊を集結させているという。

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最終更新:8月11日13時1分

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