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戦後の遺物が消えてゆく
2008-07-23
/
Books
また東京裁判の季節がやってきたが、今年は「パール意見書」に関する議論がにぎやかだ。昨年、安倍首相(当時)がインドを訪問したとき、わざわざパールの長男を訪れ、他方で中島岳志
『パール判事』
が、意見書の原文を読まないで「平和主義」を「平和憲法」と誤読した、と小林よしのり氏が連載漫画で激しく批判したりしている。
本書は、中島氏と西部邁氏の対談だが、パールを平和憲法の守護者として「右派論壇」を批判したはずの中島氏が、なぜか西部氏にすり寄り、「真の保守とは何か」という類の雑談が延々と続く(画像にリンクはない)。よしりんの批判にも答えず、パールのlegal positivismを「近代科学の実証主義を法学に持ち込んだ」と批判するお粗末ぶりだ(当ブログでも既述の通り、これはpositive lawの派生語で実証主義とは無関係)。西部氏も、いい加減な本を書き散らして晩節を汚さないほうがいいのではないか。
これに比べれば、一次資料を検証しているだけ、よしりんの『ゴーマニズム宣言SPECIAL・パール真論』のほうがましだ。彼はパール意見書を批判する西部氏と「決別」してしまったようだが、よしりんの「日本無罪論」も一面的な解釈だ。パールは実定法主義的な手続き論で東京裁判を否定しただけで、日本の戦争犯罪は明確に批判している。
パール意見書は、史料としてみると事実誤認も多く、彼の「世界政府」などの空想的平和主義も評価に値しない。保坂正康
『東京裁判の教訓』
のいうように、パールは東京裁判が政治ショーだという空気が読めないで無意味な法律論を延々と展開したピエロ、というのが客観的な評価だろう。ただ、欧米の自民族中心主義的な戦争観に異議を唱えた「オリエンタリズム」批判の先駆者という評価もある。
戦後60年以上たっても、こんな古い話が蒸し返される背景には、一方で先日のWaiWai騒動にみられるように欧米人の差別意識に迎合する毎日新聞などの「他民族中心主義」と、他方でそれを批判する産経=文春的な古くさいナショナリズムの情緒的な対立がある。「論壇誌」で十年一日のごとく同じ話が繰り返されているのは、今の60代以上がそういうイデオロギー図式でしか世の中を見ることができないためだろう。
しかし私の世代以下は、そもそも戦争物や論壇誌なんか読まないから、月刊誌の部数の落ち込みは激しい。廃刊が決まった
『論座』
などはわずか2万部と、当ブログの1日分の読者にも満たない。こうした戦後の遺物も葬式ごとに消え、次世代のオピニオンはウェブで形成されてゆくのだろう。
コメント (
14
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コメント
記録更新
(
池田信夫
)
2008-07-23 10:34:31
きのうは7万9000PV、2万8000IPと、さらに記録を更新しました。「若者はもう泥のように働かない」が共感を呼んだようです。
「論壇誌」も下らない戦争論議はやめて、こういう現代の問題に取り組んだらどうですかね。たとえばForeign AffairsやHarper'sなどと比べても、日本の月刊誌の水準の低さと古さは、目をおおわしめるものがあります。
蛇足
(
池田信夫
)
2008-07-23 11:10:36
西部氏は、私の学生時代から因縁がありますが、もう老醜をさらすのはやめてほしいですね。
中島氏は、先日ある出版社から対談の企画が持ち込まれましたが、私は彼をまったく評価していないので断りました。「大佛次郎賞」かなんかもらったりして「左派論壇」のスターだったはずが、保守派に転向(?)したりして、正体不明ですね。もともと思想なんかないんだろうけど。
いや。。
(
Unknown
)
2008-07-23 12:07:22
>廃刊が決まった『論座』などはわずか2万部と、当ブログの1日分にも満たない。こうした戦後の遺物も葬式ごとに消え、次世代のオピニオンはウェブで形成されてゆくのだろう。
そしてこのブログがパイオニアとしてオピニオンを牽引するだろう。
くらいは宣言しましょうよ(笑)それよりハイエクとマルクスが読みたいんですけど・・・「税金対策でまた来年度」とかだめですよ。
「知識人」の怠惰
(
ダルク
)
2008-07-23 12:32:16
リンクを張らなかったのは、賢明と思います。軽く読みましたが、本のレベル以前に「専門用語を並べれば、意味があると勘違いしてくれる」という、旧態依然のハッタリ知識人の姿勢、極まれりと感じました。
あれで、世間に通じる言説をしているつもりでしょうかね?
一点だけ、パール真論の方には「法律論としての日本無罪論であることなど百も承知」(229P)と、日本無謬論で無い事は主張しています。
最も、ここは大きな問題ではなく「右派論壇の、パール判決の不等拡張」を主張していた中島が、日本特有の問題でない「通例の戦争犯罪」にまで後退するしかなくなったのがインチキだなと。
「通例の戦争犯罪」は戦争に参加したすべての国が犯している。アメリカやドイツのように、その範疇を越えた国もある。中国の捕虜虐待の酷さも有名。
しかしそれを持って、戦勝国の正統性を否定する作業など、普通は誰もしない。
中島は、日本が通例の戦争犯罪に厳格になれば、次の戦争をして良いと言うのか?恐らく言わないでしょうね。そして根拠は示されないでしょうね。
結局、戦争議論に限定しても「憲法九条」とか「なぜ、戦争はなくならないか」のような空想的議論では、国際社会には全く通用しませんし、池田先生が言われる通り、古い議論です。
中島との対談など、受けること無いと思います。出版社も何を考えているのか。
新刊予告
(
池田信夫
)
2008-07-23 15:46:09
『ハイエク 知識社会の自由主義』は8月19日にPHP新書で発売されることが決まりました。サポートページもつくりました:
http://www.hayek.cocolog-nifty.com/
ドキュメントから真実を読み取れ
(
騙されない蔵
)
2008-07-23 15:46:25
祖国が未だ独立も果たしていない国の男が八つ当たり的に全面否定した意見を金科玉条に持ち上げ、黒も白に、黄も白にする、ではなかった説を展開し、世界情勢による戦略的転換にも気づかずに書き散らしているが、そんなものを見たところで時間の無駄であり、ナントカ・アーカイブでも見で、そこから欺瞞性を読み取った方がましだ。
ウエブオピニオン
(
観戦棋士
)
2008-07-23 20:09:09
「次世代のオピニオンはウエブで形成されていくのだろう」なるほどと思いました。どうやって、どのような段階を経て、どのような規制や制御で形成されていくのだろう、経緯と方法に興味があります。
主張(または指摘)/反論/総括(司会)の三位一体型の整然論争スーパーブログの誕生を熱望しています。
論壇誌
(
池田信夫
)
2008-07-23 21:47:44
日本雑誌協会のサイトを見ると、『文藝春秋』などは別格として、いわゆる論壇誌では『正論』が8万部、『諸君!』が7万部など、「保守系」のほうが売れてますね。『世界』は出てないけど、たぶん1万部も売れてないでしょう。
http://www.j-magazine.or.jp/data_001/
要するに、朝日=岩波的な「建て前論」は人気がないということです。こういう雑誌の読者の平均年齢は非常に高く、優等生的な議論は新聞・テレビに出ているので、「すきま」をねらう月刊誌は、戦中派ジジイのナショナリズムをくすぐったほうが売れるわけです。
『正論』なんて、10年前の号をいま売ってもいいぐらい、いつも同じ執筆者が書いている。『諸君!』は編集長が変わって少し幅が広がりましたが、ウィキペディアについての原稿を出したら、勝手に「強制連行」という見出しに変えられて頭に来ました。
こんな老人ばかりの書いている雑誌が、若い読者に売れないことは目に見えているのですが、編集方針を「若向け」に変えても、もともと彼らは購買層じゃないので、老人が逃げるだけ。もう若い読者は紙媒体を読まないので、まともな「新雑誌」を求めるのは無理でしょう。
KYも大事
(
X
)
2008-07-23 21:47:53
「東京裁判が政治ショーだという空気が読めないで無意味な法律論を延々と展開したピエロ」の方が、「東京裁判が政治ショーだという空気を読んで法律論を無視し連合国(不要な大虐殺を繰り広げた米英+独裁専制国家中ソ)の意を汲んで死刑判決を下す他の判事」より遥かにマシなことは、誰が見ても疑いようの無い事です。
KYも時として必要な事です。池田先生も空気読まず正しい事を主張する所が魅力の一つですし。
いくつか
(
塚本英樹
)
2008-07-24 00:48:58
中島氏が誤読したのは『平和の宣言』では「平和主義」。新聞では「平和憲法」と書かれていました。異なる二つの史料があるならば両論併記するのが学者の良心というか、常識でしょうが。現代に掲載された「史料批判」はそれなりに説得力があるものでしたが、後付感を感じざるをえません。
対談の冒頭で行った反論も「前後の文脈が読めません」と言っているようなものです。
田中正明氏が『松井磐根日記』の改竄を根拠に過去にさかのぼって疑わなければならなければならないならば、この本を根拠に中島氏の博士号を疑わなければならないでしょう。パール判事の改竄(もしくは極めて恣意的な引用)が悪意なく天然だったとしたら学部の卒論も厳しいと思われます。
Unknown
(
川崎滋
)
2008-07-24 10:04:40
古館一郎のテレビニュースは視聴率10%として、毎日1,000万人です。
ワイドショウも毎日数千万人が見ています。
数で勝てるでしょうか。
戦後の遺制
(
kikiextra
)
2008-07-26 14:37:23
戦争によって消え去ったものあれば、新しい支配者(スーパー国家性)によって、恣意的に温存された遺制も存在する。その中には、少なくとも、戦前から引き継がれた国体と官僚組織を、挙げる事ができるだろう。それは、何かと引き換えに形だけの温存を許された遺制であり、その不可避的な取引によって、あるべきはずの主体性を奪われた。そのことの始まりの後に我々の現在が存在する。このことを、避けずに直視しながら、前に進むべきだろう。血塗られたフランス革命を経なかった、ドイツが、ドイツ観念論を始めとする形而上学の豊穣を迎えたように、その両者を経ないでいる日本は、更に別の発展的成果を期待すべきだろうか?
Unknown
(
kinui
)
2008-07-26 23:16:24
もし法実証主義を文中のように解釈しているとしたら、かなり問題ですね。legal positivismは、法哲学ではとても重要な概念なので、近代科学云々とか言っているのでは学者としてかなり問題があるのでは。
アマゾン
(
池田信夫
)
2008-08-07 23:24:40
アマゾンの本書の書評は、すごい酷評の嵐ですね。特に中島氏がよしりんの批判に答えないで、「真の保守とは何か」といった駄弁を重ねていることを、小谷野敦氏が批判しています。中島氏の学者生命は、もうこれで終わりでしょう。
西部氏とつきあうと、みんなこういうふうにだめになる。その原因は、はっきりしているのです。彼が「・・・によれば」などと引用する本を、彼はほとんど読んでないの。本書でも、ケルゼンの解説本しか読んでないから、まったくトンチンカンな話になって、しかも中島氏がそれに相槌を打つんだから、出来の悪い漫才です。
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【市場原理主義(笑)】「知らざぁ言って聞かせやしょう ネタは尽きねぇ霞ヶ関…」
(つれづれすくらっぷ)
「不完全な知識にもとづいて生まれ、つねに進化を続ける秩序が、あらゆる合理的な計画をしのぐ」 〜フリードリヒ・A・フォン・ハイエク (1899〜1992) 【ハイエク 知識社会の自由主義/PHP新書 サポートページ】 http://www.hayek.cocolog-nifty.com/ ■はじめに 2008/...
「論壇誌」も下らない戦争論議はやめて、こういう現代の問題に取り組んだらどうですかね。たとえばForeign AffairsやHarper'sなどと比べても、日本の月刊誌の水準の低さと古さは、目をおおわしめるものがあります。
中島氏は、先日ある出版社から対談の企画が持ち込まれましたが、私は彼をまったく評価していないので断りました。「大佛次郎賞」かなんかもらったりして「左派論壇」のスターだったはずが、保守派に転向(?)したりして、正体不明ですね。もともと思想なんかないんだろうけど。
そしてこのブログがパイオニアとしてオピニオンを牽引するだろう。
くらいは宣言しましょうよ(笑)それよりハイエクとマルクスが読みたいんですけど・・・「税金対策でまた来年度」とかだめですよ。
あれで、世間に通じる言説をしているつもりでしょうかね?
一点だけ、パール真論の方には「法律論としての日本無罪論であることなど百も承知」(229P)と、日本無謬論で無い事は主張しています。
最も、ここは大きな問題ではなく「右派論壇の、パール判決の不等拡張」を主張していた中島が、日本特有の問題でない「通例の戦争犯罪」にまで後退するしかなくなったのがインチキだなと。
「通例の戦争犯罪」は戦争に参加したすべての国が犯している。アメリカやドイツのように、その範疇を越えた国もある。中国の捕虜虐待の酷さも有名。
しかしそれを持って、戦勝国の正統性を否定する作業など、普通は誰もしない。
中島は、日本が通例の戦争犯罪に厳格になれば、次の戦争をして良いと言うのか?恐らく言わないでしょうね。そして根拠は示されないでしょうね。
結局、戦争議論に限定しても「憲法九条」とか「なぜ、戦争はなくならないか」のような空想的議論では、国際社会には全く通用しませんし、池田先生が言われる通り、古い議論です。
中島との対談など、受けること無いと思います。出版社も何を考えているのか。
http://www.hayek.cocolog-nifty.com/
主張(または指摘)/反論/総括(司会)の三位一体型の整然論争スーパーブログの誕生を熱望しています。
http://www.j-magazine.or.jp/data_001/
要するに、朝日=岩波的な「建て前論」は人気がないということです。こういう雑誌の読者の平均年齢は非常に高く、優等生的な議論は新聞・テレビに出ているので、「すきま」をねらう月刊誌は、戦中派ジジイのナショナリズムをくすぐったほうが売れるわけです。
『正論』なんて、10年前の号をいま売ってもいいぐらい、いつも同じ執筆者が書いている。『諸君!』は編集長が変わって少し幅が広がりましたが、ウィキペディアについての原稿を出したら、勝手に「強制連行」という見出しに変えられて頭に来ました。
こんな老人ばかりの書いている雑誌が、若い読者に売れないことは目に見えているのですが、編集方針を「若向け」に変えても、もともと彼らは購買層じゃないので、老人が逃げるだけ。もう若い読者は紙媒体を読まないので、まともな「新雑誌」を求めるのは無理でしょう。
KYも時として必要な事です。池田先生も空気読まず正しい事を主張する所が魅力の一つですし。
対談の冒頭で行った反論も「前後の文脈が読めません」と言っているようなものです。
田中正明氏が『松井磐根日記』の改竄を根拠に過去にさかのぼって疑わなければならなければならないならば、この本を根拠に中島氏の博士号を疑わなければならないでしょう。パール判事の改竄(もしくは極めて恣意的な引用)が悪意なく天然だったとしたら学部の卒論も厳しいと思われます。
ワイドショウも毎日数千万人が見ています。
数で勝てるでしょうか。
西部氏とつきあうと、みんなこういうふうにだめになる。その原因は、はっきりしているのです。彼が「・・・によれば」などと引用する本を、彼はほとんど読んでないの。本書でも、ケルゼンの解説本しか読んでないから、まったくトンチンカンな話になって、しかも中島氏がそれに相槌を打つんだから、出来の悪い漫才です。
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