IT & Economics
池田信夫 blog
拙著
ハイエク 知識社会の自由主義 |
過剰と破壊の経済学―「ムーアの法則」で何が変わるのか? |
ウェブは資本主義を超える |
電波利権(新潮新書) |
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なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか |
The Deniers: The Scientists Against Global Warming |
正しく知る地球温暖化 |
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「論壇誌」も下らない戦争論議はやめて、こういう現代の問題に取り組んだらどうですかね。たとえばForeign AffairsやHarper'sなどと比べても、日本の月刊誌の水準の低さと古さは、目をおおわしめるものがあります。
中島氏は、先日ある出版社から対談の企画が持ち込まれましたが、私は彼をまったく評価していないので断りました。「大佛次郎賞」かなんかもらったりして「左派論壇」のスターだったはずが、保守派に転向(?)したりして、正体不明ですね。もともと思想なんかないんだろうけど。
そしてこのブログがパイオニアとしてオピニオンを牽引するだろう。
くらいは宣言しましょうよ(笑)それよりハイエクとマルクスが読みたいんですけど・・・「税金対策でまた来年度」とかだめですよ。
あれで、世間に通じる言説をしているつもりでしょうかね?
一点だけ、パール真論の方には「法律論としての日本無罪論であることなど百も承知」(229P)と、日本無謬論で無い事は主張しています。
最も、ここは大きな問題ではなく「右派論壇の、パール判決の不等拡張」を主張していた中島が、日本特有の問題でない「通例の戦争犯罪」にまで後退するしかなくなったのがインチキだなと。
「通例の戦争犯罪」は戦争に参加したすべての国が犯している。アメリカやドイツのように、その範疇を越えた国もある。中国の捕虜虐待の酷さも有名。
しかしそれを持って、戦勝国の正統性を否定する作業など、普通は誰もしない。
中島は、日本が通例の戦争犯罪に厳格になれば、次の戦争をして良いと言うのか?恐らく言わないでしょうね。そして根拠は示されないでしょうね。
結局、戦争議論に限定しても「憲法九条」とか「なぜ、戦争はなくならないか」のような空想的議論では、国際社会には全く通用しませんし、池田先生が言われる通り、古い議論です。
中島との対談など、受けること無いと思います。出版社も何を考えているのか。
http://www.hayek.cocolog-nifty.com/
主張(または指摘)/反論/総括(司会)の三位一体型の整然論争スーパーブログの誕生を熱望しています。
http://www.j-magazine.or.jp/data_001/
要するに、朝日=岩波的な「建て前論」は人気がないということです。こういう雑誌の読者の平均年齢は非常に高く、優等生的な議論は新聞・テレビに出ているので、「すきま」をねらう月刊誌は、戦中派ジジイのナショナリズムをくすぐったほうが売れるわけです。
『正論』なんて、10年前の号をいま売ってもいいぐらい、いつも同じ執筆者が書いている。『諸君!』は編集長が変わって少し幅が広がりましたが、ウィキペディアについての原稿を出したら、勝手に「強制連行」という見出しに変えられて頭に来ました。
こんな老人ばかりの書いている雑誌が、若い読者に売れないことは目に見えているのですが、編集方針を「若向け」に変えても、もともと彼らは購買層じゃないので、老人が逃げるだけ。もう若い読者は紙媒体を読まないので、まともな「新雑誌」を求めるのは無理でしょう。
KYも時として必要な事です。池田先生も空気読まず正しい事を主張する所が魅力の一つですし。
対談の冒頭で行った反論も「前後の文脈が読めません」と言っているようなものです。
田中正明氏が『松井磐根日記』の改竄を根拠に過去にさかのぼって疑わなければならなければならないならば、この本を根拠に中島氏の博士号を疑わなければならないでしょう。パール判事の改竄(もしくは極めて恣意的な引用)が悪意なく天然だったとしたら学部の卒論も厳しいと思われます。
ワイドショウも毎日数千万人が見ています。
数で勝てるでしょうか。
西部氏とつきあうと、みんなこういうふうにだめになる。その原因は、はっきりしているのです。彼が「・・・によれば」などと引用する本を、彼はほとんど読んでないの。本書でも、ケルゼンの解説本しか読んでないから、まったくトンチンカンな話になって、しかも中島氏がそれに相槌を打つんだから、出来の悪い漫才です。
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