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がん見落としで県立病院提訴
加茂市の県立加茂病院(高橋芳右院長)で2003年にCT検査を受けた際、がんの兆候を医師が見落としたためがんが悪化して死亡したとして、三条市内の60歳代の男性=当時=の遺族が同病院を運営する県を相手取り、慰謝料など約5000万円の損害賠償を求める訴訟を11日までに新潟地裁に起こした。
訴状によると、男性は同年4月、体調を崩し同病院でCT検査を受け、肝機能障害などと診断された。しかし、04年12月に別の病院でがんが発見された。加茂病院で再びCT検査を受けたところ、末期の肝細胞がんと胆管細胞がんだったことが分かった。男性は05年6月に死亡した。
加茂病院は05年4月に会見を開き、検査の見落としを認めた上で遺族に謝罪をしている。
遺族側は「検査結果を見落とさなければ、最初に検査を受けた時点で適切な治療ができてはずだ」と主張している。一方、同病院は「裁判前なのでコメントできない」としている。
新潟日報2008年8月11日
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