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2008年6月

国外脱出

ではでは。行ってきます。

と一言では味気ないので、小ネタを一個落としていく。

のぼうの城

http://sgkn.jp/nobou/

って本がね、面白い。

松重豊で映画化しないかなー。

のぼう様の飄然としたイメージが、つかみどころのない松重氏とかぶる。

なぜ「のぼう様」かと言うとね、「でくのぼう」だからなんです。

これがぴったりだというのもアレだが・・もにょもにょ・・。

でも、とても魅力的なキャラクターなのです。

オノ・ナツメの表紙絵もなんか似てないかい?

いいと思うけどな。

んだば、おら、行ってくっから。

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お魚くわえたドラ猫おっかけて

一部では有名なこの写真。

Company_image3

これだけ堂々とパクられると清々しい。何度見てもおなかの皮がよじれる。

↓この時のですね。

http://matsushige.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_149b.html

で、こっち↓のまともなほうの集合写真は結局どこにも掲載しなかったの・・・(笑)?スーツにまで着替えて結局使わんかったんかい。

http://matsushige.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_87d7.html

シリアスなのもこなしながら、こういう遊び心を忘れないのがザズウ事務所の素晴らしいとこ。いつもは皆さんそれぞれ頑張ってるのですが、こうしてたまに集まって面白いことやろうよ!という仲良しな雰囲気がいい。キネ旬やプラスアクトじゃなくてインビテーションに掲載するあたりもなかなかしびぃ。

よりによって、サザエが森下能幸・・・

Dscf7079

絶対笑うってこれは。なんてファンキーなサザエなんだ。

個人的には波平&フネがツボ。

Dscf7051

松重豊と嶋田久作が夫婦って、それ何ていうホラー(笑死)。しかもQちゃんが嫁て。姐さん女房。

センターをGETしてるあたり、やはり松重氏はザズウの看板しょってるのですね。わざと安っぽいハゲヅラを選んでいるのもGoodQ作フネのけだるいアンニュイな雰囲気が何とも言えません。ああもう馬鹿すぎる・・・!大好き。

あと山中聡のワカメが普通に可愛くて焦る。そして「海峡」ではあんなに素敵だったのに見る影もない眞島秀和のわんぱくカツオ。マスオさんってこんなにガッチリしてたっけ?とか言いだすとキリがありません。

BoBAさんと森ちゃんが夫婦って・・・こっちも負けず劣らず濃い(笑)

つらいことがあって落ち込んでても、この写真見るだけでなんかすべてがどうでもよくなる。脱力。

http://jp.youtube.com/watch?v=f-s79XsYmbo

ほーらほーらーみんなの声がするー ザズエーさんザズエさん ザズエさんは愉快だなー♪

なにげにサザエさんって私よりも年下ですからね。24歳です。あれで。

来年もぜひ何かやってくださいねザズウさん。

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ウェアハウス

ザズゥシアター「ウェアハウス」(1993)を読む。観る、じゃない。読む。この作品は放送されたと聞いたことがないので映像入手方法なし。ところがひょんなことから台本を手に入れた。

今日の日記はいつもに増してマニアックですよ。気をつけて。

鈴木勝秀の戯曲を文字でちゃんと読むのは初めてだった。なんとなく、スズカツ色みたいなのが分かってきた。内向するエネルギーが滲み出て伝染していくような。

CAST ハスミカズヒコ:松重豊/ウチヤマコウジ:佐藤誓(花組芝居)/スギモトマサオ:横川理彦(メトロファルス)

なぜこんなに鈴木勝秀の作品が好きなのか分かった。それは私がジゾイド人間(他人に干渉されることを嫌う内向的な人間)だからだ。schizoid…常に制度や秩序から逃れ出てゆき、非定住的・分裂的傾向。

スズカツの本にはこういう人間が頻繁に登場する。(それはきっと鈴木勝秀自身がジゾイド人間だからだろう)「リンクス」のオガワが典型。

さて「ウェアハウス」(warehouse:倉庫)廃墟ビルにふらりとやってきた男二人の会話劇。E・オールビーの不条理劇「動物園物語」へのオマージュとなっている。warehouseって「精神病者・老人・困窮者を収容する大型公共施設」っていう意味もあるのか。意味深。

で、「ウェアハウス」でのジゾイドは誰かと言うと、ハスミ。オガワと同じで、一人でテレビの砂嵐を見つめてるような男(暗っ)不眠に悩んでいるところも同じ。

もう一人のウチヤマは最初はハスミとの会話を楽しむが、ハスミの異常な人間性にだんだんきしみと閉塞感を感じるようになって・・・。

会話は言葉のキャッチボール。投げかけられた言葉を受け止め、また投げ返す。乱暴に投げられた言葉もあれば、ゆるやかに投げられた言葉もある。いかに相手が受け取りやすくボールを投げるか。

自分自身が普段めちゃくちゃなボールを相手に投げていないか、考えてしまった。

あ、ここの日記は言いたい放題なので、相手に投げることをほとんど考えずに、投げたいように球を投げています。受け止めきれないデッドボールをくらった方々、気をつけて(笑)

ハ「実はね、オレはあまり人と話をしないんですよ。」

ウ「そう。」

ハ「口をきくのはせいぜい、ビールをくれとか、トイレはどことか、映画は何時からとか、やたらベタベタさわるなとか。わかります、そういったこと。」

ウ「いや、私にはどうも…」

ハ「でも、たまにはね、誰かに話しかけたくなる。誰かと友だちになりたい、その人のことが知りたいと思うんです。隅から隅まで。」

「隅から隅まで」ってのが怖い。

二人の男がどちらからともなく世間話など交わしていくが、突如として一方の男が、受け取ることの出来ない言葉を投げてくる。

物語の核心は「犬」の話。ハスミが自分にだけ吠えかかる犬に毒いりのハンバーグを食べさせて、犬が死神と格闘中のさまをハスミは見た。犬もハスミを見た。互いに見かわしてる間に、二人の心はやっと触れ合った。(これは私が言ってるんじゃなくて、ハスミがこう話すんです)

「オレはいまやその犬を愛していた。だからオレも愛してもらいたかった。理解してもらおうなんてとうてい無理だろうけど…それでもオレはあいつが理解してくれることを期待したんです。(中略)とにかくオレにわかったのは、愛情も残酷さも、それぞれがバラバラに独立しているかぎり、それ以上の結果は生み出さない。しかしですよ、愛情と残酷さ、その二つが結合したとき、同時に一つの行為に表われるとき、その熱情をはじめて人を動かすってことです。」

………。

頭おかしい人の話だと思いますか?ハスミは狂ってる?そうかな。私は、もちろん自分はこんなことは決してしないけど、なんか、なーーーんか・・・気になる。もやもやする。この話をするのはつらすぎるなぁ。要するに陰気なザズゥシアターが好きなのは私自身が陰気だからだ。「動物園物語」はスズカツさんが一番影響を受けた戯曲らしく・・・。

あっ!(声でかいよ)

「動物園物語」は原題だと「The Zoo Story」。ザ・ズーストーリー・・・ザズーストーリー・・・・・・ザズゥ・ストーリー・・・・・・・・ZAZOUS(ザズゥ)」とつけた理由はこれだったのか。

非常に面白い台本でしたが、自分の心の傷が悪化した気もする(苦笑)

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Blood and Bones

松重豊は膨大な量の映画に出演しているが、その中でも好きなのを挙げろと言われれば、私が必ず出す「血と骨」。

Cap042

やっと購入。前から欲しかったんだけど、値が下がるのを待っていた。

「ちりとてちん」のように、分かりやすい形で提示されたターニングポイントではないけれど、「血と骨」で松重豊は一枚脱皮したように私は思う。

これの松重豊はとことん地味で台詞も少なく非常に目立たない役だ。(だから、なぜ私がこれを松重豊出演作としてこんなに勧めるのかピンとこないファンが大多数だと思う)ファンである私でさえ、松重が画面の隅に出ていても一度見ただけでは気がつかないシーンがいくつもあるくらい地味だ。しかし、とても、とても素晴らしい。抑制しながら「熱演」している。御本人がこの作品をどうとらえているのかは分からないけれども私はこの映画を心から憎み、心から愛している。

私はこの作品にとても惹かれ、みんなに勧めるのだが残念ながら良い反応が返ってきたことはほとんどない。特に女性からの支持率は最低レベル。

なぜこんなに受けないのか。理由は明白だ。この映画は全編、隅から隅まで、無慈悲な暴力とセックスで埋め尽くされているからだ。救いはない。「楽しくていい気分になる」ということを、映画を見る動機とするのならば、この映画はその要求には全く応えられない。見る者を落ち込ませ、不快にする映画である。

殴られ、蹴られ、犯され・・・社会の底辺で生き、泥だらけになってはいずりまわり、道具のように朝から晩まで働き、醜く争い、時代に巻き込まれ、そして死んでいく人々。人が、こういう人たちが生きているさまを、できるだけリアルに、観客の前に差し出した映画だ。その差し出されたものは醜く、血が滴り落ち、腐臭を放っている。しかし、それは紛れもない「現実」である。

どこまでも続く暴力連鎖の中に、不思議な快感が流れている。まるで地獄からやってきた悲惨さの輝きのように。例えば小学校の校庭で、朝鮮人同士で殴り合いの大乱闘になる場面。子供が見ている前で父親が母親を手篭めにする場面。親子間で土砂降りの雨に濡れながら殺し合う場面。息子が包丁を持って父親に切りかかるとする場面。父親が娘を階段から突き落とす場面。

これはカフカ式の暗い刑罰ではなく、極度の虐待と虐待を受ける肉体の狂喜である。豚の解体シーンもそうである。娘・花子の結婚式のシーンなどは、帝国が没落する寸前の、最後の盛宴のようだ。幸福な時間のはずだが、そこにはもう既に破滅が予言されている。

「血と骨」がビートたけし主演で映画化されると聞いて「イメージ違う」と思ったんだが、実際できあがったものを見てみるとぴったりで驚いた。原作の金俊平はバイオレンスジャックで、なんせとにかくデカい大男なんですよ。なので外見だけなら高信義を演じた松重豊のほうが原作に近い。(金俊平@松重豊Ver.も非常に見てみたい)しかし、小柄なビートたけしと、大柄な弟分の松重豊という組み合わせが良かった。

Cap123

でまた観直したんだけどやっぱり面白くてしょうがない、暴力が酷い、重い暗い、という感想を皆からよく聞くのだけれども。自分的にはわりとあっけらかんと乾いてて、とても落ち込みながらとても楽しく観てしまう。そりゃ映画として見てるからであって実際俊平が夫やら父やらではまっぴらごめんだけど。みんなでヤァヤァ揉め合っている姿は、もちろん悲惨な光景でありながら、なんかどっかしら、「寺内貫太郎一家不幸バージョン」みたいで、なんか笑える。

鍛えてはあったけど小柄なタケちゃんマンがメチャバイオレンスなのもおかしいし、鈴木京香みたいな美女を妻にして手篭めにしたり他の女を連れ込んだりスゲエ雄々しいのも笑えるし、蛆のわく豚肉を食べてしまうのも強烈な笑い話みたいだ。

若き俊平が朝鮮から大阪に船でやってくる場面は「ゴッドファーザー」みたいでもあるが話はむしろ中南米の小説を思い出す。俊平はまるでガルシア・マルケス「エレンディラ」の祖母みたいな業突く張りの死にぞこないだし、登場する女たちは男たちに強姦されるしかない運命、男たちは暴力でのみその人生を渡っていく、荒くれた運命のイメージが中南米の物語を彷彿としなくもない。どうしても日本では日本や欧米の時としてタガが外れることはあるものの統制された理屈の世界しか理解しがたいのだが、実際にはこういった理論の通らない性と暴力の中で生きているのではないか。

俊平の行動は異様のようにも思えるが、その実彼は男性性の戯画化とも見えるのである。彼の子供である長男は殺され、長女は自らを殺し、三男は父の死を見ながら飯を食っている。物語の語り手である俊平にとっての次男・正男は己の体に父を感じて怖れているのだ。

可哀想な運命の長女・花子がずっと父親・俊平に虐げられ、自殺してもなお父の暴力でおちおち死んでもいられずあちこち死体を運ばれる場面はかなりのブラックユーモアで何度観てもおかしい。こんな酷過ぎる状況、深刻すぎてコント。

Cap310

娘の通夜でまで俊平が暴れ回るものだから、みんなで遺体を持ってあっちにこっちに緊急避難。

若い俊平が日本を目の前にして何らかの希望に満ちた目をし、壮絶な人生を過ごし、多大な寄付を母国にした老後、惨めに死んでいくという最後は最大のブラックユーモアなのだろう。

先に「ゴッドファーザー」を想起すると述べたが、この作品はゴッドファーザーというよりむしろ鈴木京香の李英姫のゴッドマザーの力のほうが強いのかもしれない。

Cap079

どうしても表面的には暴力を振るう俊平に注目してしまうのだが、彼以上に母親・李英姫の生命力の強さに目を見張ってしまうのである。またそれを演じた鈴木京香の美しさ、強さには見入ってしまうのである。

誰が怪物って、金俊平よりもこんな映画を本当に撮ってしまった崔洋一という男こそ怪物である。

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私の灰色の脳細胞が活動を始めた

外国の推理ドラマが好きなのは母の影響。巌の母上は松本清張とかも大好きであらせられる。洋画も私より見てます。

刑事コロンボ。ジェシカおばさんの事件簿。そして名探偵ポワロ。この3つを特に熱心に見ていた。なんせ昔の話なんで(1015年くらい前)細かい内容はもう忘れてしまったけど、巌のDNAにはこれらの影響が刻み込まれているはずです。

私が一番好きだったのは、ご想像の通り、エルキュール・ポワロ。今日のタイトルは彼の口癖。なぜポワロびいきかと言うとイギリスの陰気で理知的で皮肉屋な笑いのセンスが好きだから・・。コロンボはアメリカだから明るい。

イギリスはもうちょい意地悪くて、チクッとするようなことをぼそっと言って「ふふ・・」ってほくそ笑んでる感じ。上品でセクシーなオープニングだけでごはんがごはんがすすむくん。おかわり!

推理物は基本的に好きなんだけど、なぜか一番メジャーなコナン・ドイルのシャーロック・ホームズにはあともう一歩でハマらず・・・なぜ。手塚治虫「三つ目がとおる」の主人公・写楽保介(シャラクホウスケ)とヒロインの和登さん(ワトサン)はシャーロック・ホームズとワトソンのもじりです。え?エロイムエッサイム?それは「悪魔くん」だ(笑)

ヒゲには全般的に手厳しい巌ですが(笑)←汚らしく見えると嫌。寺島進とポワロのヒゲは大好物です。触りたい。引っ張りたい。

天気が曇りばっかりなのと、食べ物がまずい

この2点を除けばイギリスいいです。なんせかっこいい男の人がわんさか(結局それかい)でも女性もこの世のものとは思えない美人がごろごろしてるので、あの中に混じったらコンプレックスでめげそう。それでもあっしの好きな英国紳士がいっぱいよ!?190センチくらいあっちじゃ普通ですからね。標準。180ないとチビとかそういう世界らしい。ひょえー。

小倉久寛さんに至ってはイギリスだとコロボックルになってしまいそう(もはや妖精さん)おぐちゃんみたいな人って外国で意外とモテるんですよね。(いや、おぐちゃんは日本でもモテてるな)

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堺雅人および巌の注目映画

恋愛新党 ちゅう15分番組が面白い。

http://www.ntv.co.jp/renaishinto/

「恋愛こそが日本を救う」なる主張の「恋愛新党」党首・堺雅人。堺さんの熱い演説演技から目が離せない。

Cap439 Cap146

やっぱり上手いなぁ堺雅人。

あーこういう風に声を出して体を動かして・・・ってできたらいいなぁーと勉強なる。そしてやっぱりいつも顔が笑っている。これは気持ちがどうこうというより、地顔なんだろう。普通にしてても「怒ってる?」と周りから聞かれ、話かけづらいビームを放ってしまう不機嫌顔の私としては、微笑みフェイスは羨ましい。

今でも十分素敵だが、堺雅人は将来きっと小日向文世のような、更なる名優へと変貌することだろうと10年後20年後、おっちゃんになってからがとても楽しみな俳優である。むしろ、こういう王子様系の人って年とって容貌が衰え始めてからが本領発揮だと思う。

堺さんって素の性格が変でいいよね。理想の女性のタイプが「ばあや」って(笑)子供のころ、「坊ちゃん」に出てくる清みたいな女性に憧れたんだそうです。分かるっちゃ分かるけど。八千草薫さんとかね。いいよね。ばあや。

今、巌が目をつけてる映画いくつか。カッコ内は巌が目当てとする方々。

「ジャージの二人」(堺雅人、鮎川誠←!?!)

この異色の組み合わせだけで気になって仕方ない。鮎川誠・・・えぇ!?しかもジャージ。

http://www.ja-zi2.jp/

「アフタースクール」(大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人)

緻密な脚本を得意とする「運命じゃない人」の内田けんじ監督ですから、絶対面白いはず。

http://www.after-school.jp/index.html

「ぐるりのこと。」(リリー・フランキー、木村多江、倍賞美津子、柄本明、寺島進、八嶋智人、寺田農、斉藤洋介、温水洋一、峯村リエ、山中崇、加瀬亮、光石研、田辺誠一、横山めぐみ、新井浩文、片岡礼子)

「ハッシュ!」の橋口亮輔監督の6年ぶりの新作。夫婦の話。カンだけど良さそう。

http://www.gururinokoto.jp/

「クライマーズ・ハイ」(堤真一、堺雅人、田口トモロヲ、遠藤憲一、山崎努、皆川猿時、西田尚美)

あのキタカンが帰ってくる!2年前のドラマ版が素晴らしすぎたので、あれ以上のものはできないと思いますが・・それでも期待。映画のほうはキャストが全体的に小奇麗になっている。いや、決してドラマ版が汚らしかったという意味ではなく・・・(笑)←フォロー下手。むしろそのざらついた感触が好きだったんだ。映画のほうは視聴者を意識してる感じが伺えます。ドラマのほうなんて、はっきり言って一般視聴者完全に無視ですからね(笑)。普通の人が見たら「誰?」みたいなむさくるしい親爺ばっかりでしたから(知ってる人が見ると失神するくらい凄まじいキャストなんだけども)出したい人出します!それで何が悪い!っていう。(この決断は国営放送だからできたんだと思う)東京ヴォードヴィルショーの石井愃一を出してくれるあたりとか、私は涙が出るくらい嬉しかった。社長役の杉浦直樹なんて真っ黒黒で、最低で最高だった。そのムカつき度と言ったら、見てて殺意を覚えるほど。山崎努かぁ・・・杉浦直樹よりは人間味がありそう(杉浦さんごめんなさい)杉浦以上にワンマン社長を演じられる爆発力のある素敵なクソジジイは蜷川幸雄くらいしかいないんじゃない(笑)?社長が蜷川幸雄・・・怖ぇええええ

映画版のほうにも別の役で松重豊がチラと出とるっちゅう噂を聞いたんだが本当だろか。でも本人はブログで何も言ってないからなぁ・・・違うかも。

http://climbershigh.gyao.jp/

御覧のように、妙に堺雅人率が高い。

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オトナ帝国の逆襲

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」

ボロ泣き。

ほうぼう、いろんな人から勧められていたのだがなかなかチェックできず。

やっと見たさ。すばらしかったさ。

想像の斜め上を行くってやつです。

昭和ノスタルジーを扱った点でも、「Always三丁目の夕日」よかこっちのほうに私は星をあげたい。

クレしんをナメてました。

謝る。

「どうせ子ども向けでしょ?」

と言っていたのを撤回する。

アニメの枠に限定せず、実写含めてすべての映画を入れても、相当名作。

子連れで劇場に足を運んだパパママの方が不意を突かれてボロ泣きしてしまい、

子供達は完全にポッカーンという公開時のエピソードも、こりゃマジで頷ける。

さもありなん。

これは大人の映画だわ・・・。

そこかしこにメタファーと教訓がちりばめてある。

内容を詳しく説明すると楽しみが減ってしまうので、みなまで言いません。

あとね、敵役の男の声が素晴らしくいいと思ったら

キングオブ美声の津嘉山正種さんじゃありませんか。

大っっ好きですこの方。

・・・大っっ好きです(二度言った)

まさね好き好き超愛してる。

とにかく、見ろ!

騙されたと思って見てみろ!

子どもはこの映画を見ろ!

大人はもっともっとこの映画を見ろ!

今あなたが見ようとしている映画よりも、こっちのほうがいい確率・・・9割。

特に、ひろしが自分の人生を回想するシーンがよくできている。

ココ

http://jp.youtube.com/watch?v=3g18wVDr6Oc

実写でやると説教くさくあざとくなりそうなのだが、アニメでとてもよく表現されている。

みんなここで涙をこぼすのだろう。

しかもエンディングが吉田拓郎の「今日までそして明日から」。

やられたーー。

こんなに泣きそうになったのは「帰ってきたドラえもん」以来だ。

えードラえもん?と馬鹿にするなかれ。

この回、涙腺決壊必至の大傑作。

映画化されているのですが、映画のほうはドラえもんが再び戻ってくるハッピーエンド。

これはこれで良いのですが、「のび太の自立」を丁寧に描き、切なく哀しくも素敵なエンディングの原作のほうが私は好きです。

原作はこんなあらすじ↓

http://www13.plala.or.jp/hadoo_ken/dora_baibaicibi.html

「ドラえもん きみが帰ったら部屋ががらんとしちゃったよ。

でも・・・ すぐになれると思う。

だから・・・・・・心配するなよ ドラえもん」

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中国語書き終わりました

もうしばらく中国語は見たくない

心の底からの叫び

書きました。

中国語でトータル13000

頭がどうかなるかと思ったマジで。

当り前だけど全部漢字なんです。ひらがながないんです。カタカナもないんです。安らぐ場所がないんです。どこまでも漢字です。

脳味噌バーンした。

今日、私、夜中の2時から起きてるからね(その代わり昨晩は8時に布団の中だったけど)

Untitled

「オレはやるぜ!オレはやるぜ!オレはやったぜ!」(「動物のお医者さん」ネタ)

よく投げださずにやったよワシ。

言ってもしょうがないけど、なかなかつらかった。

周りに愚痴こぼしたりして・・・こーどーもー。

結局は自分の力で切り開くしかないもの。

一日中パソコンや資料とにらめっこしていた記憶しかない。

望まずして引きこもり。

ずっとデスクワークだから太る太る。これから薄着になるのに。

台湾での発表の詳細が決まった。

20分喋って10分質問受け付けて10分討論だと。

針のむしろの上にトータル40分・・・・。

長!

た・・・耐えられるかしら・・・。

そんなにいじめないでorz

ダーリン ダーリン スタンドバイミー

発表者にツッコミや批判を入れるのが聴衆の役目なので何かは言われると思う。

「中国語で書く」がなんとか終わり

次のハードルは「書いたことを中国語で話す」だな・・・orz

準備する時間あと2週間しかないぞ。うう。

楽しいことを考えるようにしよう。

台湾土産なに買おう、とか。

今こうして日本語を書いていても

「あれ?これ中国語で何て言うんだっけ?」

「『中国語で何て言うんだっけ?』って中国語で何て言うんだっけ?」

と考えてしまう自分が嫌。

かなり毒されています。

「悠々として急げ」

開高健だったっけ。結構好きな言葉。

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悪口の作法

中学・高校、果ては小学校でも「学校裏サイト」なるものが王公している。

文科省の調査によると、その約半数には「キモい」「ウザい」など誹謗中傷の言葉が書き込まれており、中には「死ね」「殺す」などの物騒な文言まで頻出しているという。

こういったネット上のやりとりから実際のいじめや暴力沙汰に発展するケースが起きているそうだ。

これは脅迫罪にあたる立派な犯罪である。僕も子供時代は悪口を言ったり言われたりして育ってるのであまり偉そうなことは言えない。ただ僕は子供たちをこう諌めたいのである。

まず己の名を名乗りなさい。

言いたいことがあるなら、まず自らの名前を表明しなさい。匿名で他人の悪口を言うのは卑怯者のすることだと諭したいのである。

僕自身も悪口を言ったり言われたりした経験はたくさんある。

しかし言われたことは多くとも、言ったことはあまり多くない(これは僕の数少ない長所かもしれない)

批判はいくらでもするけども悪口を言うのは控えている。

今でも時々思い出すいやな思い出がある。

修学旅行の時、みんなで枕を並べて寝ていて、夜中に「まだ起きてる人いる?」と、起きているものだけ集まって、寝ている人の値踏みをはじめたのだ。

私は実は起きていた。でも寝たふりをしていた。

出席番号順に、寝ているやつを一人ずつ血祭りにあげていく。

そいつが好きか、嫌いか。気に入ってるか、気にくわないか、みんなで言いあうのだ。

なんという悪趣味。

何が許せないって眠ってるあいだに陰でこそこそ言うのが許せない。

言うなら本人の目の前で言え。

僕は自分の順番がまわってくるのを怯えながら身を固くして待っていた。

僕の番になった。

・・・背中で自分の悪口を聞くのは、つらかった。

面と向かって言われるより、陰で言ってるのを聞くほうがよっぽど傷つく。

そして言ってる人たちは僕が寝ていると思い込んでいるから、余計悲しかった。

そして、何よりも嫌だったのは、「俺は起きているぞこの野郎」と起き上がって噛みつく勇気を持たない自分だった。

そんなことをしたら次の日どんな顔をすればいいのか分からない、と考えてしまう小さい自分だった。

情けなかった。

今の僕は、あの頃よりは少しは強くなれているだろうか。

暗い話になった。話を戻す。

文献記録を遡ると、日本人が悪口を盛んに言い始めたのは戦国時代。

戦国時代と聞くと、武将たちが鎧を着て弓や刀で勇ましく戦っていた姿を想像しがちだが、案外そうではなかったらしい。

彼らは実践の前に、お互いに向き合って、

「ことばたたかい」

というものを繰り広げていたのである。

まず名前を名乗り、自らの身分や系譜、これまでの軍功などを口上して戦の正当性を主張する。

そして敵方に対して「この恩知らず」「乞食」などと悪口を浴びせかけたのである。

言われたほうも当然応戦する。

やりとりはルール化されていたようで、武器による戦い「所作(しわざ)」に対して、これを「言技(ことわざ)」と呼んでいたそうだ。

畳みかけるような弁論術で敵方を文字通り閉口させる。

そして「言われてみればそうかもしれん」と納得させて戦意を喪失させるのである。

ゆえに戦場では、力の強い者より口の達者な者が重用されたという。

最強の武器は言葉だった。

そして時に雄弁な者同士が悪口の応酬をすると、「敵モ味方モ道理ナレバ、一度ニドットゾ笑ケル」というように、戦場は爆笑の渦となり、結局戦をやめることにもなったらしい。

つまり悪口は、面と向かってお互いに吐き出すことで暴力を抑止するものだったのである。

そういう悪口なら受けて立つ。

こちらも負けじと言い返す。

陰湿でじめっとした悪口ではなく、真っ向勝負の悪口合戦なら僕は歓迎する。

そのもっとも基本的のルールが「まずは名を名乗れ」ということだろう。◆

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あいうえお大喜利

五十音を好きな芝居のタイトルで埋めてみた。

なるべく見たものを選んではいるものの、

見てないけど入れちゃってるのも。

「見てないけど、“きっとこれは面白かったに違いない”と私が思う芝居」も入っています。

それではマニアックあいうえお作文、ライドーン。

あ 朝日のような夕日をつれて91 第三舞台

い 犬夜叉 劇団☆新感線

う ヴァンプ・ショウ 池田成志演出・三谷幸喜脚本

え エロスの果て 大人計画

お オールド・パンチ~男たちの挽歌~ 流山児☆事務所

か カメレオンズ・リップ KERA

き キル 野田地図

く 黒いハンカチーフ M.O.P.

け 絢爛とか爛漫とか 自転車キンクリート

こ コリオレイナス 蜷川幸雄

さ THIRST ザズウシアター

し ショウ・マスト・ゴー・オン~幕を下ろすな~ 東京サンシャインボーイズ

す SWEET HOME ザズウシアター

せ セカンドハンド ザズウシアター

そ ソープオペラ 自転車キンクリート

た ダブリンの鐘つきカビ人間 後藤ひろひと

ち 該当なし

つ 該当なし

て 天保十二年のシェイクスピア 蜷川幸雄

と トランス(初演) サードステージ

な KNIFE 惑星ピスタチオ

に 人間風車 後藤ひろひと

ぬ 該当なし

ね 鼠小僧 野田秀樹

の 野田版 研辰の討たれ

は パンドラの鐘(蜷川Ver.) 蜷川幸雄演出・野田秀樹脚本

ひ ビューティフル・サンデイ(初演) サードステージ

ふ 不器用な人々(朗読劇) チャン・ジン

へ ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ 鈴木勝秀演出

ほ 法廷庁の避妊法

ま マシーン日記 スズキビリーバーズ

み midsummer carol ガマ王子VSザリガニ魔人 後藤ひろひと

む 該当なし

め メタルマクベス

も もはやこれまで 東京サンシャインボーイズ

や 藪原検校 蜷川幸雄

ゆ You are the Top 今宵の君

よ 欲望と言う名の電車 テネシー・ウィリアムズ

ら LOVER SOUL 泪目銀座

り LYNX(初演) ザズウシアター

る LOONY ザズウシアター

れ レッツゴー!忍法帖 劇団☆新感線

ろ ロープ 野田秀樹

わ 罠(オリエンタルVer.) 東京サンシャインボーイズ

「あ」「は」はかなり激戦区でした。

あ→阿修羅城の瞳、アテルイ、赤鬼、熱海殺人事件etc

は→破壊ランナー、蠅取り紙、パレード旅団、花の紅天狗、半神etc

野球で言うならPL対帝京。

強敵を制した朝日、そしてパンドラ。おめでとうございます。

かと思えば、思いつく芝居がなくて苦労したところも。

こうして見ると、勝村政信・松重豊強し(笑)!

いつものことですけどえこひいきしすぎだと思う。

最後、涙を飲んで「笑の大学」「ワニを素手でつかまえる方法」を落として「罠~オリエンタルVer.」にしたのはひとえに伊藤俊人を愛するがゆえです。

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平成の小麦一揆

今、地球上では本格的な食糧不足が起きようとしている。

これは決して一時的な現象ではない。地球温暖化はこの現象に拍車をかけ、食糧生産に欠かせない水と土も有限資源となりつつある。

そう遠くない将来、食糧は石油や石炭同様、戦略物資としての性格を帯びることになる。

この4月、政府は輸入小麦の価格を三割引き上げた。

これにより、大手食品メーカーがパンや麺類をはじめとする小麦製品の価格を徐々に上げ一、家計を直撃している。

小麦製品の相次ぐ値上げは、小麦が世界的に在庫不足に陥っているからにほかならない。

オーストラリアが2006年秋に大干ばつに見舞われたことにより、同国の生産量が前年比六割と大幅な減産となったことがきっかけだ。

世界の小麦の過不足を示す期末在庫率は、01年から02年度末には35%と“健全”だったが、086月時点では17.8%と、国連食糧農業機関(FAO)が定めた安全基準を割り込む見通しとなった。これは過去最低だ。

小麦の需給バランスが崩れて価格が高騰すると、これに連なってトウモロコシの入手も難しくなる。

現在、生産された小麦のうち、78割は小麦粉として食用に利用され、品質の悪い小麦が家畜の飼料に回されているのだが、この飼料分が足りなくなるとトウモロコシで補てんしようという動きが顕著になり、ここでも争奪戦が始まっている。

それだけではない。最近、アメリカなどがガソリンの代替燃料としてトウモロコシを主原料とするバイオエタノールの導入を進めているため、急速に需要が伸びていることもトウモロコシ争奪戦をますます過熱させる要因となっている。

人類がわずか5種類の作物に食料需給の半分を依存しているという事実を知っているだろうか。

FAOの農作物生産統計によれば、すべての食糧の生産高44億トンのうち、コメ・小麦・トウモロコシ・ジャガイモなどの根菜類・大豆という、たった5種類の作物だけで20億トンを超えている。

実に危うい構造なのだ。

そして、世界の穀物市場は2000年を境にして、供給過剰から供給不足へと需給構造の転換が進んでいる。

最大の理由は人口の爆発的な増加だ。

世界人口は5億人から10億人になるまでに200年もの歳月を要しているが、1900年代に入ると俄然ペースを上げる。1950年代には25億人と、約100年で2.5倍に増加し、そこからわずか40年後の1990年にはさらに倍の50億人になった。

現在、ペースは鈍化したものの、毎年1億人ずつ増え続けているので、2050年には90億人の時代になる。

資源の制約などから、地球が最大限に養える人口は80億人という説もあり、これから先の40年間で人類がどんな事態に直面するのか分からない。

ただ、食料の争奪戦がますます熱を帯びることは間違いない。

もはや食料は従来のような単なる市況商品ではない。

原油や非鉄金属など、枯渇性資源と同様、政治的に利用される戦略商品となりつつある。

今のように日本政府が無策のままであれば、そう遠くない将来、日本は簡単には食料が手に入らなくなる。

少ない小麦をめぐって、買いだめ、売り惜しみをする業者が出れば、コメ蔵を襲うコメ一揆、小麦一揆が、平成のこの豊かな時代に再び起こる危険もあるのだ。

日本はそうした現実を直視するべき時期に来ている。

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飽きたんでしょ

最近、あんま松重さんのブログにコメントしないね

ついに飽きたんでしょ?

と友達が嬉しそうに言うん・・・

飽きてません(笑)。

うーん言ってしまうと

コメント欄のあの“必殺ほめ殺し”の雰囲気にどうもついていけず・・(苦笑)

何書いてあっても、いつでも素敵だ素晴らしいかっこいいとほめまくり。

まぁ、ファンの人が書くから、そうなるのかなー。

それにしたってほめすぎだ(笑)

読んでるこっちの体がむずがゆくなってくる。

これだけほめられたら、人はどう反応すればいいんだろう。

「いやー」と照れて頭をかく以外すべがないような。

あ、別に貶せとか言ってるんではなく、誹謗中傷なんてもちろん言語道断だけど

なんか・・・

みんな似たようなことしか書かないので、つまんなくてー・・・(出た本音)

先日、ファンの方とチャットをする機会があり、ちろっと参加してみましたが

やはり私はほかのファンの方とは色が違うと思い知らされましたorz

みなさんやはりほめることしかしないので・・・

「愛があれば毒舌ビーム」の私の発言は終始浮きまくっていました(自分でも感じた)

えーでも、かっこいいねーすごいねーっそうだねーていう話だけしてても、つまんないじゃん、ねぇ・・・。

ここはいいけど、ここはいいと思わん!

とか、いいとこ悪いとこ両方をあーだこーだ言うから楽しいんじゃないかな・・。

みんな無難なことしか言わなくて、危ないゾーンに飛び込んでいかないので・・。

朝ドラ出たのでメジャーになり特需かよって仕事と露出だったのだけれど、また少し落ち着いた様子。

くどいですが、ちりとてちんは最後が惜しかったですね・・・

私は手離しでほめるということが苦手だし、あまりしたくありません。

「好きだからこそ、厳しい目で見る」って駄目なのかなー。

あと不思議なのは、毎日かかさず書きこむ常連さんが男性だということ。

松重さんの熱烈なファンで出演作見まくっている風にも見えないし・・・

毎日必ず書きこむエネルギーはどこから来てるのかな?

女性ならわかるんだけど。

ですから、これからもちょいちょいコメントはすると思うので、よろしくです。

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ノーミュージック、ノーライフ

近頃ハマってる音楽家。

が。

ロッド・スチュワート

なんで今さら・・・(笑)

良さに気付くのが遅いよ巌。

いいです。非常にいい。

sailing最高。

I'm sailing, I am sailing  Home again, across the sea

http://jp.youtube.com/watch?v=34jZePnMQNQ

で、あれこれ聞いてたら

ロッド・スチュワートが「あの」曲をカバーして歌ってるではないか。

トム・ウェイツの「Tom Traubert Blues

そう。LYNXのクライマックスでかかるWaltzing Matilda

この人のハスキーボイスで歌ってもかっこいいなぁー。

ロッド・スチュワートVer.

http://jp.youtube.com/watch?v=rZq64QsiONs

オリジナルのトム・ウェイツVer.

http://jp.youtube.com/watch?v=CBdo4DL2cBM&feature=related

それと、ロッキンオンの洋楽名盤500選。

いつだったか、某御方のブログで見て「おっこんなの出てるんだ」と興味津々。

本屋でパラパラ。

TLCはまぁいいとして

この本を読んで買ったCD

↓↓ポップグループにファンカデリックってまたコアな(笑)

http://matsushige.cocolog-nifty.com/blog/2008/04/post_f35d.html

そこ行かないよ普通。

本自体よりもM氏のチョイスに音楽の神を見た気がいたします。

この突出した音楽センス。

「伊達にヒロトの友達やってないのよアタシ♡」って感じ(なんでオネエ言葉?)

目利きのレベルが違う・・・負けた・・・。

コルトレーン好きとか一言も言ったことないのに、黙って私にコルトレーンのCDをくれた友人よ。私の趣味はお見通し(笑)

ありがとう。大事にします。

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奇子

ホラーは結構好きです。

私が小学生のころ、ちょうど「学校の怪談」ブームで、たくさん読みました。

絵柄だけでおしっこちびるくらい怖いのが御茶漬海苔と日野日出志。

好きなんだけど、本棚に置いておくのが怖くて買えないという(精神的に)大量破壊兵器。

あの本がうちにあると思うだけで怖いんだよ。

あの本の置いてあるとこでは眠れないんだよ。

触ると何かが感染しそう(褒めています)

何度食欲をなくしたことか・・・・でもしばらくするとまた読みたくなる中毒性がある。

「地獄の子守唄」なんかは、読んで発狂した人が絶対いると思う。

別れを切り出したい恋人に送り付けましょう。

きっと別れてくれます(というか逃げていきます)

大切な人には絶対読ませてはいけません。

ブラックジャックの「人面瘡」も怖いでー。

狂犬病の話も怖かった・・・ブラックジャックが狂犬病にかかった犬に噛まれて、噛み傷を「ほら!」って見せるとこで「ふぇええ」ってなった。

手塚治虫は奇病を作品テーマに何度も選んでいます。(『きりひと讃歌』とか)

同性愛も普通に出てきます(『MW(ムウ)』)←MW映画化だそうですね。正気の沙汰とは思えません。

手塚さんって天才だけど絶対変態だと思・・・。

強姦シーンも多くて、この人の心の中どんだけ歪んでるんだと(マンガの神様なのに)

鉄腕アトム以降の作品はだいたいすべて読んでるんですが

このあいだ未読だった「奇子(あやこ)」っていうの読んだら

めっ!!!・・・・・・ちゃくちゃ面白かった。

むさぼるように読みました。ページをめくる手が止まらない。

一番まともだったあの人が、え、そんな・・・!

えええええ

ちょぉおおおおお

どどどどどうなるのこれ

と、昼ドラばりの凄まじい展開を見せる天外一家の内幕ドッロドロ。

世間から隔離されて育った美少女・奇子。

おもしろいじゃないかバカヤロー!

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羊たちの沈黙

あらすじの説明など不要でしょう。

The Silence of the Lambs

ホラー映画の頂点に君臨する名作。

http://jp.youtube.com/watch?v=ZWCAf-xLV2k

「ハンニバル」とか「レッド・ドラゴン」もあるけど、やっぱりこれでしょ。

クラリスはジョディ・フォスターじゃないと。←「タクシードライバー」の少女娼婦役も好き。

こないだ見直しまして。んー面白い。

私の「怖い人好き」の原点。

さすがに映画館では見てませんが、

おそらく小学生のころ、テレビで放映されてるのを運悪く見てしまい

怖すぎて死ぬかと思った。

いや・・・子どもの心臓にはキツいっす・・・ヘタするとショック死。

見てかなり長い間・・・1週間とか2週間くらいヘヴィーな気持ちを引きずりました。

このおじちゃん怖いなぁー

でも演技うまいなぁー

と子どもながらに惹かれ・・。

ええ、レクター博士、大好きです。

以来私のダークヒーロー遍歴のはじまりはじまり。

アンソニー・ホプキンス。

私は愛称のトニーと呼んでいます。

トニーのインタビューもいくつか見たことあるけど

いやーーこの人は芝居とはなんたるやを実に分かってらっしゃる。

演技論が明確でどれも大正解。

刑務官に襲いかかるシーンを見て

「あれは芝居だよ。顔を食いちぎるなんてridiculous(ばかげてる)だ」

と冷静にバッサリ。やー。その通りです。

日本映画に出る気ないかなトニー・・(何役で?)

海外で一番怖いのはこの人かな。

国内なら言わずもがな、某某。

最近いい人の役が続いて忘れられてる気がするんですが

あの人は怖い役やらすと

ほんっっっっっとうにこわいです。

それ以上こっちに近寄らないでorz

「いっそ殺せ!ひとおもいに殺せーー!」と叫びたくなる。

50過ぎたあたりでこわーーーーーいのやってほしいです。

ファンが激減するくらい怖いのを←駄目じゃん。

あ、もちろん、今までも怖い役はいろいろやってんだけど

まだ怖くなる!この人はまだ怖くなる!もっと怖くできる!

と期待は膨らむ。

繰り出す恐怖は青天井。

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オケピ!

再演の白井晃版のほうです。

世の中、男前は星の数ほどいるけれど

白井晃は、昔の古い映画の中に出てきそうな上品な空気をまとった男前である。

品が良くて、あまりに品が良いので、どSな私は、上品な彼に放送禁止用語を(台詞で)連発させてみたりしたくなるのだけど。すいません。

「オケピ!」は、もう5年くらい前になるのかな、戯曲を先に読んでいて

先に本で読んで、それが芝居になったのを見るという

これは非常に珍しいケースです私にとって。

オケピの感想は・・

面白かったです。ふふ。

三谷さんの作品は演劇でも映画でもドラマでもそうなんだけど

脚本を読んで、芝居がイメージしやすい。

これいったいどういう意味なんだろう?

どういう感じの芝居になるんだろう?

って、分かんないところがほとんどない。

対照的に、野田さんの本なんて読んでもさっぱり訳わかんなくて(笑)

実際に演じられてるとこを見ないと全然イメージわかない。

鴻上さんの本も、本だけじゃよくわからない。

でも三谷さんのは分かりやすい。

なので、オケピも脚本に忠実だなという感じ。

まぁ、逆に言えば、「いったいこれ演じてみたらどういう形になるんだろう?」という不安とかドキドキ感は少ないのだけれども

それだけ本がしっかりしてるのです。

話はもう知っていたので、それを「あぁ、こういう風にするのね」と確認するような感じで観ました。

伏線の張り方とか、キャラクターの描き方とか・・・どうも技術を盗むような目線で見てしまいます(笑)

私はどちらかというと、

ウェルメイドなものよりはアングラ、

明るいコメディよりはブラックでシュールな世界を好むので

もうちょっと破綻した三谷さんの脚本も見てみたい気がします(笑)

三谷さんの芝居はパズルのピースがぴたっと綺麗にはまるのだけど

ピースが欠けていたり、ぶちまかれていたりする激しさもあっていんじゃないか。

「ショウマストゴーオン」とか面白くて大好きなんです。いい芝居です。本当です。

でもちょっと良い結末すぎてかすかに舌うち←なんてひねくれ者なんだ私は

一目瞭然ですが

なにせキャストがゴージャス。

白井 晃 天海祐希 戸田恵子 川平慈英 小日向文世 寺脇康文 小林 隆 相島一之 温水洋一 小橋賢児 瀬戸カトリーヌ 岡田 誠 布施 

こう、テレビと演劇の両方の人を程よくミックスさせてるのが

上手だなーといつも思います。

私がついつい目で追ってしまうのはやはり演劇寄りの方。

白井さん戸田さん小日向さん小林さん相島さん温水さんあたり。

三谷さんは面白い人だなと思うし、興味あるし、エッセイなんかは愛読してるんだけど

ファンか?と言われると

たぶん私は三谷ファンではない。

もうちょっと外側に立って見てる感じ。

古畑も後期になるとあまりいいと思わないし。

有頂天ホテルはあまりのつまらなさに寝てしまったし。

西村雅彦ファンで相島一之ファンで伊藤俊人ファンで甲本雅裕ファンで・・(以下続く)

なのに三谷ファンではないという、変な観客なのです。

でも私みたいなのもいてもいいんじゃない。

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さてここでクエスチョンです

タイトルが意味不明だけど読んでいくうちにちゃんと繋がるので。

知ってるひとは知っている、私の鈴木勝秀キ●ガイっぷり。

生暖かい目でひとつよろしくベイベ。

んと、「HYMNS」を見に行けなかった八つ当たりです。

でも「不器用な人々」に行けただけでもよしとするのです。

欲張り過ぎると良くない。

それに、私の中で「オガワ=勝村政信」なので、観なくて良かったのだと思って自分を納得させることにするのです。

アツヒロくんファンで埋まっているであろう客席は私はどうも居心地が・・落ち着かない。

ジャニーズもそれなりには好きなんだけど、ジャニーズの人を「舞台で見たい!」という風にはあまり思わず、テレビで見てるだけで満足してしまう。

でも勝村政信とか松重豊(ほかにもいっぱい)は

「こいつはいったい何なんだ?何者なんだ?こやつの正体をこの目でしかと確かめたい」

と思わせる「異形さ」が滲み出ている。

怪しい人って気になるじゃない(笑)?

ほらUFOとかネッシーとか雪男とかイースター島とか河童とか好きでさ。(一緒にすんな)

古田新太いわく、

「役者には華がないといけないとか、存在感とか、いろんな言葉で言われるけど、

要するにその人のことばかり見てしまうってのは『なんか気持ち悪い』からなんですよ。」

この意見は目からウロコでした。その通りだ。

役者は私にとって一種のミステリーゾーン。

私は、芝居ふしぎ発見のために芝居を見てると言ってよい。

私は謎を追って小劇場の世界を旅するミステリーハンターだ、そうか、そうだ・・。

さてここでクエスチョンです(やっとタイトルにつながった)

この人 なんの人 気になる人ー

なんとも不思議な人ですから なんとも不思議なー花が咲くでしょうー♪(提供;日立)

あー興味の根本って「この木なんの木」だったんだ・・。

(のだ)ひできくん人形とかスーパー(にながわ)ゆきおくんとか使ってね。←もういい

好きな役者をピラミッドやナスカの地上絵と一緒にしなさんな。私ってば。

パンフレットの文面をスズカツさんが載せてくれています。

面白いので貼っておきます。

http://d.hatena.ne.jp/suzukatz/20080525

そうね、作品は自身を映す鏡・・・。

ZAZOUSTHEATERの話もちょいと出てます。ふむふむ。

役者やってる鈴木勝秀も私、結構好きなんだけど。もうやんないのかな。

鈴木勝秀も舞台に立つと非常に怪しくて・・いい(笑)

しかしZAZOUTHEATERは今はもうやってないのに、

これだけ「ZAZOUSTHEATER」という単語を日常で使いまくってる人も私くらいなのではないだろうか・・。

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