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石のくぼみから不動明王像発見
南魚沼市五日町の西野クレーン(西野勝吉社長)所有の石のくぼみから、高さ20センチほどの金属製の不動明王像が見つかり、話題になっている。西野社長は「いつ、どこから来たのかはっきりしないが、これも何かの縁です」と話し、11日におはらいをして神棚にまつった。
像がおさめられていたのは1トン以上ある石で、庭石用として10年以上前から同社の石置き場に積み上げられていた。石を買いに来たお客さんが「これは何だ」と、3日に発見した。西野社長は「運んできた業者も、うちの従業員も今までだれも気付かなかった」と不思議がっている。
社長から相談を受けた親せきの西野和男さん(80)=同所=は「お前に授かったんだろうから、丁寧に扱わなければだめだ」と説き、近所の山伏を紹介。おはらいして石から像を取り出した山伏は「間違いなく不動明王だ」と話したという。
西野社長は「おそらく石は(同市)五十沢の河原から運んできたと思う」と話し、和男さんは「まだ(三国川)ダムができる前、五十沢に大水があって辺りの様相が一変した。その時に流されてきた石ではないか」と推測している。
新潟日報2008年8月11日
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