Print this Post Article Lists Back

ゲーム界に「国際eスポーツ連盟」発足へ

11月、ソウルで第1回総会

 複数のプレーヤーで対戦するコンピュータゲーム、ビデオゲームのリーグである「eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)」にも、国際五輪委員会(IOC)のような国際組織が誕生する。

 韓国ゲーム産業振興院は10日、韓国eスポーツ協会のキム・シンベ会長が、11日に釜山市海雲台区のヌリマルAPEC(アジア太平洋経済協力)ハウスで、ドイツ、台湾、ベトナムなど9カ国・地域のeスポーツ協会の代表らとともに、「国際eスポーツ連盟(IeSF=International e-Sports Federation)の発足を正式に宣言する、と発表した。

 「eスポーツ」は、戦闘ゲーム「スタークラフト」や、サッカーゲーム「FIFAシリーズ」といった、主に若年層が楽しむコンピュータゲームやビデオゲームを、一つのスポーツとしてグレードアップさせたものだ。韓国だけで約400人のプロ・ゲーマーが活動しており、毎年世界中で数百回もの公式大会が開かれるなど、新たな文化として育ってきている。

 「国際eスポーツ連盟」の創設は、これまで国際組織がなく、求心力が欠けていた「eスポーツ」が本格的に成長する起爆剤になるものと期待されている。また、10年の歴史を持つ「eスポーツ大国」の韓国が初代議長国を務める可能性が高く、この点でも注目されている。

 韓国が議長国になれば、「スタークラフト」など外国製のゲームが中心になっている世界の「eスポーツ」大会で、韓国企業が開発したゲームの影響力を高めることも期待できる。「国際eスポーツ連盟」は、今年11月にソウルで第1回総会を開いて議長国を選出し、今後の活動方針について話し合う予定。国際的に通用する競技規則を定めるとともに、「eスポーツ」の国際大会を2年に1回開催するなど、各国の「eスポーツ」の交流を活性化させていくこととしている。

チョン・ジンヨン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
このページのトップに戻る