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流通ビジネス推進政治連盟(略称NPU、事務局東京、形山淳一郎理事長、(電)03-5339-2827)に参加を表明した民主党副幹事長の前衆院議員・牧義夫氏に、ネットワークビジネス業界の印象や方向性などについて、形山理事長が聞いた。 |
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3兆円市場は存在価値認められてもいいビジネスだ |
形山 牧副幹事長の愛知だけでなく、日本全国には、ネットワークビジネスに従事する人が大勢います。ネットワークビジネスは口コミのため、トップのメンバーが声をかければ、情報が一斉に広がっていきます。
牧 例えば、選挙区に主宰会社がなくても、全国くまなくメンバーが存在しており、政治家の応援もできるということですね。 |
誤解や偏見なくし地位の向上図りたい |
形山 ディストリビューターは、世間やマスコミの誤解や偏見によって、ある意味で肩身のせまい思いをしている。NPUは、政治的なバックアップを受け、このビジネスを当たり前の位置まで上げようと活動しています。これまで、ネットワークビジネスに関してどのような印象をお持ちでしたか。
牧 正直いって一般的には昔流のねずみ講など、あまりよいイメージはなかった。いくつか問題となった企業もあったと見受けます。最近では初めから詐欺であるという企業がありましたね。
形山 結果は、出資法違反や詐欺罪でした。業界努力は当然ですが、このような行為を規制するような、特定商取引法の改正も必要だと考えています。
牧 まるっきり中身が詐欺である企業と健全な企業とを、私を含めた政治家がきちっと認識し、区別しなければいけない。せっかくNPUという業界団体が立ち上がったわけですから、詐欺的な企業を締め出す努力をしなければならない。私も協力したいと考えています。
形山 米国では、こういうロビー活動を展開する専門家にNPUを説明したところ、「日本でもやっとできたか」と歓迎してくれました。ネットワークビジネスには、それを専業にしている人々、ちょっとしたお小遣いを稼ぐ主婦など、いろいろなかかわり方をしている人たちがいます。
このビジネスが世の中で認められるような社会環境をつくっていきたいと考えていますので、そのために、ぜひ牧副幹事長にも力を貸していただきたいと思います。
牧 分かりました。残念ながらまだまだ、よくないイメージは残っていますが、そのあたりの誤解から解消していきたい。一攫千金と失敗という大きな乖離(かいり)をできるだけ少なくする方向を模索し、個人が収益を上げるための一つの実業として認知させたいと思います。
3兆円という市場規模であれば、十分、存在価値が認められていいビジネスであり、当然、社会的認知をされるべきだと考えます。 |
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