(cache) 流通ビジネス推進政治連盟/記事一覧/031002
新聞写真 掲載誌 日本流通産業新聞
2003年10月2日
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見出し 流通ビジネス推進政治連盟
名誉会長に
民主党副代表・石井一氏就任
   ネットワークビジネス研究家でコンサルタントの形山淳一郎氏とコンサルタント会社である日本ネットワークシステムズの内山公太郎会長が中心となって立ち上げた政治団体「流通ビジネス推進政治連盟」(略称NPU、事務局東京、形山淳一郎理事長、(電)03-5339-2827)の名誉会長に、このほど、民主党副代表の石井一代議士が就任した。本格的な活動開始は、政局が解散含みのため、11月以降になるもようだ。具体的な政策については未定だが、国会議員約50名を目標に集め、ネットワークビジネスの研究グループをつくる方針で、参加する議員には、海江田万里氏などの名前が挙がっている。石井名誉会長は、「国会議員が公式の場で問題提起したり、必要があれば規制緩和といった法整備も視野に入れる」と同連盟の運営に積極的に取り組む姿勢を示している。(8面に対談記事
写真 名誉会長に就任した民主党副代表の石井一代議士=<写真左>と流通ビジネス推進政治連盟の形山淳一郎理事長=<写真右>
法整備も視野に入れ
 02年11月に発足したNPUは、政治家らに働きかけ、ネットワークビジネスを研究する場を提供し、社会的認知をめざして活動している。政治家に理解を深めてもらい、世間やマスコミなどの偏見を解いていきたい考えだ。そして、将来的な法的整備を含め、ネットワークビジネス主宰企業や、販売員の地位向上につなげる狙いがあるという。
 石井名誉会長は、「ネットワークビジネスは、将来の日本の成長産業」として注目しており、今回のNPUの要請に応え、舵取りを行っていく。
 また、「少子・高齢化のなか、家庭の主婦や年配の方の雇用機会を提供でき、不況によるリストラや倒産、自殺者の問題が浮上するなか、雇用拡大につながる」(石井名誉会長)として期待を寄せてもいる。
 今後、石井名誉会長は、民主党をはじめ、超党派の国会議員に呼びかけ、ネットワークビジネスの研究グループをつくるほか、業界全体の組織化、企業同士の連携を深めていきたい意向だ。また、主宰会社のコンベンションに出席し、ディストリビューターにアピールしていくという。
 NPUでは、活動に同調するネットワークビジネス主宰会社の法人会員とディストリビューターの個人会員を多く集め、シンポジウムや講演会などの研究・広報活動を行っていく。
 形山理事長は、「石井代議士には、理解を示していただき、感謝している。認知に向けて活動する政治家の方々を後援していきたい。ネットワークビジネスという当たり前のことを当たり前にできる世の中に変えていきたい」と意欲を示している。
 マルチ=悪質商法というマイナスイメージが払拭されれば、主宰企業や、販売員には朗報である。業界全体にとって追い風となるか、動向が注目される。
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