オリンピック・アテネ大会における各国のメダル獲得数をグラフにした。

 日本は金メダル数は16個と米国、中国、ロシア、オーストラリアに次ぐ世界第5位になっている。メダル総数では、37個とこれらの国とドイツに次ぐ世界第6位となっている。

 開催国ギリシャの金メダル数は6個と多くないが、人口が1,063万人(2002年)と日本の人口1億2,715万人と比べてずっと少ないので、そのまま比較するのは公平ではない。そこでギリシャがもし日本と同じ人口であったなら何個の金メダル数だったかを人口調整金メダル数として求めた。計算は金メダル数(6個)÷人口倍率(0.084)=72個となり、ギリシャの金メダルは日本なら72個に相当するともいえるので、決して少ない数ではない。逆に13億人の中国の金メダル32個は日本なら3個にしかならず、決して多い数ではないともいえる。

 人口調整金メダル数で最も多いのは人口454万人のノルウェイであり、5個の金メダルは日本なら140個に相当する。これに次いで、オーストラリア、ニュージーランドといったオセアニア諸国、及びキューバ、ハンガリーといった現・旧社会主義国が多くなっている。

 なお、各国の人口は図録1167参照。

(2004年8月31日収録)
関連図録
1167 世界150カ国の人口と面積
3980 オリンピック・メダル数(金メダル数)の推移
3987 冬季オリンピックにおける日本のメダル数(金銀銅メダル)
3988 トリノ冬季五輪各国メダル数(及び過去累積獲得数)
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