夏空が広がった9日、県内では山岳事故が相次いだ。白馬村の北アルプス・唐松岳(標高2696メートル)では、日帰りで入山していた、東京都新宿区、無職の女性(58)が下山中に約30メートル滑落し、顔などを打撲するけが。白馬岳(標高2932メートル)では、新潟県糸魚川市、無職の女性(60)が、足に痙攣(けいれん)を起こした。2人とも県警のヘリで松本市内の病院に搬送された。いずれも命に別条はない。
また、栄村の苗場山(標高2145メートル)では、埼玉県入間市新久、間野栞奈(かんな)ちゃん(8)が登山中に転倒して右手首を骨折。ヘリで飯山市内の病院に搬送された。【渡辺諒】
毎日新聞 2008年8月10日 地方版