カタプラーナ。ポルトガルで鍋ですか・・・。なんか和みますなあ。また鍋の形も特徴的なようで、昨冬突然一世を風靡した「火鍋」を思い出しました。
お菓子も、カステラに代表されるように日本人の口にも合うんでしょうね。
今ユーロがとても高くてヨーロッパに出かけようとの気持ちがあまり起こらないんですが、ポルトガルだとなんとなく食や宿泊等に高額な予算を割かなくてもよさそう。狙い目な気がしてしかたがありません(笑)。
で、ぼくは最近オープンしたイタリアン「ボスケッタ」です。
ここは、イタリアンのシェフとしてすでに名声を得ている、元「リストランテ・キオラ」鵜野シェフが、お気に入りの食器屋さんとともにオープンした店だそうで、一階が食器店、二・三階がダイニングとなっています。
場所は白金台のプラチナ通りから一本目黒側の細い道で、最近とかくこの道沿いに鮨・和食・イタリアン・バーなど、どんどんとレストランができており、プチグルメストリートと化してきた感もありますね。
あ、さとなおさんに分かりやすく言うと、宮崎さん愛弟子のバーの真向かいです(そういえば、以前訪れた際ヤス君と「目の前に何ができるんだろうねえ」と話した記憶がよみがえりました)。
オープンしたばかりなので当然新しいんだろうけど、なぜか店内は薄暗く多少くすんだ感じ。サービス陣もそれに呼応してなんとなくカタい。ダイニングはカーテンで仕切れる部屋や個室が特徴のようで、料理やワインを中心に楽しむ「エノテカ・キオラ」(以前鵜野シェフが在籍した)的な雰囲気はなく、密談・おしのび系ですかねえ。
鵜野シェフの料理は、新宿のワインバーの時代から1〜2年に一度はずっと食べてきたんだけど、めちゃめちゃ期待していただけに(残念ながら)ご自分の店である今回が一番よくなかった印象。シェフご自身がお気に入りの食器店とのコラポということで、美しい妖艶な食器が出てきます。でも誤解を恐れず個人的な感想を言わせてもらえば、食器があまり料理と合っておらず、加えて食べにくいものが多かったです。また、肉料理はとても大きな真っ赤な皿にて出されますが、皿の保温が難しいのか肉がすっかり冷めていました。
ところで。
「ボスケッタ」の道路を挟んで向かい側のビルにもイタリアンがあります。ここは楽天三木谷社長夫人、晴子さんがオーナーの「ハル」から独立したシェフの「ロマンティコ」。そして、三木谷晴子さんの実弟が営むグラナダグループを離れた鵜野氏が、目の前に同じイタリアンを出店。なにか因縁を感じますね・・・。個人的には現在のところ「ロマンティコ」に軍配かな。