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武装警察襲撃、新疆での組織的テロを否定 在米の民族人権活動家 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:テロ・事件
【ワシントン=山本秀也】北京五輪の開催を目前に控え、治安部隊襲撃など中国で相次ぐ「テロ」にウイグル人独立派の関与が指摘されている問題で、内外のウイグル人社会に影響力をもつ在米の民族人権活動家ラビア・カーディル氏は5日、産経新聞に対し、「ウイグル人は流血行為を支持していない」と述べ、組織的な抵抗活動であることを否定した。ただ、中国当局による民族弾圧が続けば、新たな抵抗が生まれる可能性は「否定できない」と強い憂慮を示した。
新疆ウイグル自治区のカシュガルで、治安維持にあたる武装警察隊員32人が死傷した襲撃事件について、カーディル氏は「事実関係を客観的な情報源から把握しているところだ」と説明した。現地社会の一部が暴力行為に走った可能性について即断を避けながらも、同自治区の中国からの分離・独立を掲げるグループの組織的な関与といった可能性は、強く否定した。
在米の情報サイト、多維新聞網によると、欧州に拠点を置く民族組織「世界ウイグル会議」の広報担当者は、武装警察への襲撃事件について、弾圧への抵抗との見方を示している。
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