五輪開会式 ロケットで「人工消雨」に成功
8日に行われた北京オリンピックの開会式で、中国政府が当日に雨を降らせないため、1000発以上の「人工消雨ロケット」を打ち上げていたことがわかった。
国営の新華社によると、北京市気象部門は8日、1104発の人工消雨ロケットを発射した。開会式が始まる4時間前から約7時間、北京の21か所から打ち上げたという。
中国気象庁は8日午前、「にわか雨が降る」との予報を出していたが、北京中心部では雨は降らなかった。北京市気象部門は「中国の歴史上、最大規模の作戦で、組織的かつ計画的、人工的に気象を操作した。オリンピック史上初めて人工消雨を実現した」と成功を強調している。
その一方で、北京の南にある河北省保定では豪雨になったという。