北京五輪2日目の9日、チベット暴動への中国政府の対応を批判する在日チベット人と日本人支援者ら約200人が東京都港区の中国大使館周辺でデモ行進した。チベットの旗を掲げ、「チベットに自由を、本物の自由を」などと声を張り上げた。
デモ前の集会では、日本人支援者らが「ワン・ワールド、ワン・ドリーム(世界が一つになり、一つの夢を追う)というスローガンを叫ぶ資格がもっともないのが、中国政府だ」などと訴えた。主催した「在日チベット人コミュニティ」の代表で両親が亡命チベット人の小原カルデンさん(34)は「五輪には4年間努力してきた選手たちの思いが詰まっている。すごくワクワクするはずの開幕式のニュースを、昨日は複雑な思いで見た」と話した。【市川明代】
毎日新聞 2008年8月10日 東京朝刊
8月10日 | チベット暴動:200人がデモ行進--東京 |
8月9日 | チベット暴動:中国大使館周辺で200人抗議デモ 東京 |
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