別宅にオンナを招き入れていたＴＢＳ・井上社長の評判と年収

　大企業トップの不倫スキャンダルがまた明らかになった。みずほコーポレート銀行の斎藤宏頭取（６４）に続き、火ダルマになったのはＴＢＳの井上弘社長（６８）。

　６日発売の週刊新潮によると、お相手は４０代前半とおぼしき既婚者の一般女性。井上社長は妻の暮らす東京・文京区の本宅のほかに目黒に別宅を構え、深夜にこの女性を招き入れているという。手をつないで街を歩く２人の姿も掲載されていて、釈明するには厳しい状況だ。

　井上社長は茨城県出身。幼少時に父親が他界したため、母と姉２人に囲まれた女系家族で育った。小学校６年生で上京。都立両国高校から東大文学部に進み、卒業後の６３年にＴＢＳに入社した。

「人事や経理を経験し、営業畑時代は看板番組だった東芝日曜劇場に関わり、ヒットさせた立役者のひとりとして知られています。３歳年下の奥さんは熊本の醤油醸造会社のお嬢さん。友人の紹介で２０代後半で結婚したそうです」（業界関係者）

　０２年に社長に就任し、６年を超える長期政権となっているが、評判はパッとしない。放送ジャーナリストの伊勢暁史氏はこう言う。

「編成を１年ほどしか経験したことがない井上社長は、儲け中心主義。営業数字を見るのが何より好きで、制作費が高い、人件費がかかりすぎるなどと口を挟むことが多く、現場はブーブー言っています。それに、楽天による買収騒動では行き当たりバッタリの対応で、株を下げた。業界では影が薄く、テレビ人としての評価も高くありません」

　それにしても、気になるのは都内に２軒も邸宅を持てる井上社長の収入だ。ＴＢＳの決算短信によると、役員報酬は１５人分で計５億２８００万円。均等割り計算でも３５２０万円にのぼるが、「東京放送以外に他メディアの役員をいくつか兼務している。年収は１億円近いはず」（前出の伊勢氏）という。

　カネも女も権力も……。

（日刊ゲンダイ2008年8月6日掲載）