「死んでも医者に行ってはいけない」という教団とは

新華社ブカレスト(ルーマニア):6日、ルーマニアの主要新聞にはある宗教団体に関する記事がおどった。これまでに少なくとも7人の信者、もしくは信者の子供達が、教団の教えを守って医者にかかることを拒み、命を落としたという。
この教団はある山中の村を拠点とし、信者は60名あまり。教団内では近親相姦が行われ、普通の人が思いもよらないような教えがまかり通っていた。例えば、「信者は病気になっても医者にかかってはならない。そのことで命を落としたとしても、それに逆らってはならない」というものだ。
閉鎖性もこの教団の特徴だという。女性の信者は外部の人と接触してはならないとされており、その他の信者も外部との接触を制限されているとのこと。テレビやラジオ、洗濯機なども怪しげなものだとして排除されていた。
この教団のことはこれまで知られていなかったが、教団内の1人の女性の訴えによってその実態が明るみに出、全国的に注目されるようになったそうだ。
【翻訳編集:JCBB(K.K)/G-SEARCH】