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ブッシュ米大統領が懸念表明 南オセチア情勢で
【北京=藤本欣也】ブッシュ米大統領は9日、滞在先の北京市内で「南オセチア情勢は地域の平和を脅かしており、深く憂慮している」と懸念を表明。「グルジアの領土保全は尊重されなければならない。ロシア軍による爆撃の停止を呼びかける」と語り、部隊の撤退を含む即時停戦をロシア側に強く促した。
また、ブッシュ大統領は「対話による紛争解決は可能だ」とも語り、紛争解決に向けた国際社会の仲介を受け入れるようロシア側に求めた。
一方、ロイター通信はジョンドロー国家安全保障会議(NSC)報道官の話として、ブッシュ大統領が9日午後、ロシアのメドベージェフ、グルジアのサーカシビリ両大統領と電話会談し、南オセチア情勢に関する米国の姿勢を「両者に重ねて強調した」と伝えた。