7日に営まれた漫画家、赤塚不二夫さん(享年72)の葬儀・告別式で参列者の涙を誘ったタレント、タモリ(62)の弔辞が、実はアドリブだったのではないかと話題を呼んでいる。
事の発端は、代表カメラがとらえたタモリの手元の映像だ。デビュー前からの恩人である赤塚さんに思いを馳せた約8分間の弔辞は、文字に起こすと約1900字にも及ぶ長文。タモリはしっかりと紙に目を通して読んでいるようだったが、カメラに映った手元の紙はまっさらな白紙に見えた。
これを受け、ネット掲示板では「白紙だったよ! 確かに!」「全部アドリブ!? すごすぎる!」と話題に。弔辞の中で「『お前もお笑いやってるなら、弔辞で笑わせてみろ』と言っているに違いありません」と読んだタモリ。「(アドリブ好きな)赤塚さんに捧げたギャグだったのでは」「恩師に見せた最後の芸だったのでは?」などという書き込みが相次いだ。
「ハナモゲラ語」などをアドリブでこなしていたタモリだけに、真実が気になるところだが、所属事務所は「白紙かどうかは確認できていません」。
一方、赤塚さんの棺に納められた、講談社と小学館が昨年10月にコラボ刊行した漫画「天才バカボン THE BEST」にも注目が集まっている。両社によると、赤塚さんの訃報が流れた直後から注文が殺到。注文数は「5倍以上に膨れあがっている」と話している。