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ジンバブエ:待ち受け画面に大統領の写真 暴力恐れ護身に

支持者だけでなく暴力から身を守る自衛手段としてムガベ大統領の姿を携帯電話の待ち受け画面に設定する市民が増えている=ハラレで、高尾具成撮影
支持者だけでなく暴力から身を守る自衛手段としてムガベ大統領の姿を携帯電話の待ち受け画面に設定する市民が増えている=ハラレで、高尾具成撮影

 【ヨハネスブルク高尾具成】ムガベ大統領が野党不在のまま大統領選を強行し、欧米から非難されているジンバブエで、大統領派による暴力を恐れ、携帯電話の待ち受け画面に大統領の顔写真を設定する市民が増えている。反大統領派と疑われた際の護身用で、呼び出し音を大統領の演説にする市民まで現れている。

 ムガベ大統領の待ち受け画面は、今年3月の第1回投票までほとんどみられなかった。しかし、6月の決選投票が近づき、大統領派による野党支持者への暴行が激化するのに伴い増えてきた。現地では大統領のスローガンがプリントされたTシャツを着る市民や、大統領のポスターを張る車も目立っている。

 30代の男性は「選挙は終わったが、大統領派の暴力はまだ続いており、しばらくはこの待ち受け画面にするつもり」と話している。

毎日新聞 2008年8月9日 18時46分(最終更新 8月9日 19時59分)

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