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(マグラックス) |
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2004.7.25(日)
匿名希望さん
はじめまして、とても興味深くサイトを拝見させていただきました。 そしてここに乗っている治療法を試してみようと思い、早速、近所のドラッグストアでプロテインとイチョウの葉エキスをとりあえず、買ってきたのですが、ここのに乗ってる摂取量の目安だと商品に乗っている用法の用量よりかなり多い様なんですがそんなに摂って平気なのでしょうか。
プロテインに関しては確かに多めです。心配なようでしたら量を加減してみて下さい。この量は食事からのタンパク質摂取を全くあてにしない場合の量ですので、食事からトリプトファンとフェニルアラニンが充分摂れる場合はプロテインの量を減らしても大丈夫です。ただ、このプロテイン量は限界値いっぱいというほどでもなく安全と言われている量の範囲なので、それほど気にされることはないと思います。
プロテインを一度に摂っても良い限界の量は、一般に40グラムと言われています。このサイトで示しているのはその範囲内ですが、できればタンパク質は食事から摂るに越したことはありません。
イチョウの葉については、短期で効果を出すために一般に言われる目安の 1.5 〜 3 倍を示しています。これは私が1ヶ月以上連用してみて不具合のなかった量ですが、もし頭痛などを感じたり不安な場合は商品に印字されている量の範囲に抑えてみて下さい。
なお、商品に印字されている目安量は健康上何も問題がない人の目安であり、うつ病患者にとってその量を「効果の出る量」として適用できるかどうかはわかりません。
2004.7.24(土)
患者A さん
プロテインを長期間取りすぎると肝臓などに悪影響が出ると聞いたんですが、実際はどうなんでしょうか?? 知人もスポーツの為、プロテインを長期服用していたため肝臓を痛め、持病になってしまったみたいです。マッスル北村も若年で、この世を去ってしまったみたいだし。トレーニングなど運動していない自分としては気になります。
プロテインは確かに肝臓に負担をかけるので、長期の連用はお勧めしません。回復したなと思ったら、トリプトファンやフェニルアラニンを多く含む食品からのタンパク質摂取が理想です。
心配でしたらプロテインの量はご自分で調節なさってみて下さい。
なお、マッスル北村氏はダイエットのし過ぎで低血糖になりすぎ、関連する心不全でなくなったようです。
2004.7.4(日)
eri さん
マグネシウムは酸化マグネシウムではダメなんでしょうか?
酸化マグネシウムは便秘の薬ですね。量によっては腸の調子を崩すのでお勧めできません。
この薬の詳しい説明はココ:
http://www.okusuri110.com/dwm/se/se23/se2344009.html
> 骨粗鬆症の薬のビタミンD3製剤(ワンアルファ、アルファロール)との
> 併用により、高マグネシウム血症を起こしやすくなります。とくに、
> 腎臓の悪い人は注意が必要です。
> カルシウム(Ca:1日1g以上)や、牛乳(1日1リットル以上)の
> 大量摂取は控えましょう。この薬の影響で、ミルク・アルカリ症候群
> (高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)を起こす
> おそれがあります。
だそうです。
で、通常の食品からマグネシウムをたくさん摂るには…
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/aruhone/hone3.htm
> 大豆(1カップ)…345mg
> 玄米(1膳)…210mg
> ひじき(8g)…57mg
ちなみに
> カルシウムを摂り過ぎると、尿からのカルシウム排泄が
> 間に合わない。カルシウムが体内に蓄積してしまい、
> 動脈硬化や心筋梗塞、カルシウム結石などの原因にも
> なりかねない。
だそうです。
そもそもはカルシウムを含まないプロテインがあれば良いんですよね。
現在探し中。
2004.6.12(土)
eri さん
プロテインは1日3回の摂取を2回などにしても良いのでしょうか?
(仕事をしているので昼間飲みづらいため)
摂取の目安としてやはり1ヶ月ちょっとくらいなのでしょうか?
調子が良くなって突然やめても大丈夫なものでしょうか?
昼間は仕事があって飲みづらいという場合は、例えばヤクルトやカルピスに混ぜたものを朝作っておき、会社に持って行くというのはどうでしょう。牛乳ですと常に冷蔵庫に入れておかないと腐る可能性がありますが、清涼飲料であれば冷やさなくても大丈夫な時間が長いですから。
または、アミノ酸の錠剤を使うという手もあります。これはプロテインと違って、すでに蛋白質からアミノ酸に分解された状態のものが錠剤として固められているものです。各社からいろんな商品が出ています。
難点は、なんと言ってもアミノ酸含有量が少なすぎること。蛋白質1食分 = 20g に相当するアミノ酸を摂るためには、この手の商品を(平均的に)なんと70粒も飲む必要があり、1食分約
\380 と費用対効果が極端に悪いのです。
しかも飲むためには水が必要なわけで、お腹がガボガボになって食事を摂る余裕がなくなってしまいます。
とにかく、どんな方法にせよ早く治るためには蛋白質の摂取は「少量・多頻度」のルールで行って下さい。
現実的な解決策としては、普通の食品のなかでもセロトニンとノルアドレナリンの材料となるアミノ酸を含むものをより多く食べる、というところでしょうか。
※ただし含有量はどれも少なく、プロテインと比べて摂取効率は圧倒的に悪くなります
( セロトニンとノルアドレナリンの材料) |
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80 g |
256 mg |
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80 g |
246 mg |
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80 g |
208 mg |
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80 g |
200 mg |
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80 g |
200 mg |
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150 g |
150 mg |
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50 g |
145 mg |
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50 g |
145 mg |
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2個 = 50 g |
145 mg |
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50 g |
135 mg |
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200 g |
86 mg |
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1個 |
86 mg |
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200 cc |
76 mg |
(ノルアドレナリンの材料) |
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300 g |
1,170 mg |
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250 g |
925 mg |
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100 g |
820 mg |
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100 g |
770 mg |
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70 g |
620 mg |
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200 g |
280 mg |
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70 g |
175 mg |
まず、あなたの日常生活で上記のような食品を充分に摂っているなら、そもそもプロテインを飲む必要がありません。
しかし、現代の食生活で必須アミノ酸を充分に摂れている人はまずいないでしょう。食欲のないうつ病患者ならなおさらです。
摂取期間の目安は、あなたがうつ病から回復するまでです。具体的には、「あれがしたい」「○○産の○○が食べたい」という自発的な意欲が戻った時です。決して「1ヶ月経ったから大丈夫」といったものではありません。人によってはずっと短いこともあり得ますし、その逆もあります。
調子が良くなったとしても、アミノ酸不足の生活に戻れば症状がぶり返す可能性は充分あります。プロテインをいきなり止めるのではなく、飲む量や回数を減らすようにしてみて下さい。
追記:
プロテインはうつ病患者が神経伝達物質を作るためだけのものではありません。高タンパクな食生活により全身の細胞の新陳代謝が活発になり、肌がつやつやとして頭の働きも良くなるという効果もあります。
2004.6.12(土)
eri さん
軽度のうつ病になって1年3ヶ月くらいになります。病院に行き始めたのがそれくらいで、憂鬱だったのはもう4年くらいになります。最近は憂鬱感もありますが、それよりも治らないんじゃないかという事や、他の事もあり不安感が大きくなっています。
サイト、ざっと拝見しましたが、大変参考になるのではと思いました。それで質問なのですが、抗うつ剤(トレドミンとアモキサンを飲んでいます)の副作用により便秘です。そのためか体重も増えました。
プロテインを取ることで太るということはないのでしょうか?
また抗うつ剤はサプリメントによっては悪影響があると聞いたのですが、ご紹介のものはそういうことはないということですよね?
として、計 151.7Kcal です。1日3回飲むと、約 455Kcal 。
成人女性が1日に必要とするカロリーは 2,000 Kcal と言われていますから、ほぼその 1/4 となります。
普段の食事に加えてプロテインを飲むという考えではなく、普段の食事の一部をプロテインに置き換えると考えて下さい。そうすれば太りません。
なお、私のページでお勧めしているプロテインは徐放性といって体に一気に吸収されずに徐々に吸収されるもので、太りにくいタイプのものです。
ある食品を摂る場合、一気に吸収されると血糖値も一気に上がり、体にとってみれば余剰のエネルギーが流れ込んで来ることになり、その分は脂肪として蓄えられてしまいます。
同じカロリーであれば、たとえ太りやすいと言われている炭水化物であっても、吸収の早いご飯やパンよりも吸収の遅いパスタの方がダイエットには良いと言われているのはこういう理由です(この考えを応用したのが低GI値ダイエットです)。
砂糖のGI値(血糖値が上がる速さ)を99とした場合、食パンが95、白米が88、パスタは65、プロテインは推定45未満です。この辺の話は私が後日立ち上げる予定のダイエットサイトで詳しく書く予定です。
便秘:
ダイオウ(大黄)という成分を含んだ便秘薬がよく効きます。コーラックなどの合成品はすぐに体が慣れてしまう上に効き方が極端ですが、ダイオウはゆるやかに効きつつ長期間使っても効き目が弱くなりません。
有名な商品としては「タケダ漢方便秘薬」がありますが、ダイオウが入っていればどの会社のものでも構いません。安いものを選んで買って下さい。
根本的に便秘を治すには食物繊維を摂るのが一番です。ファイブミニなどの飲料に含まれている水溶性の食物繊維では意味がありません。「オールブラン」(商品名)というシリアルなどの非水溶性食物繊維には便のかさを増やす効果があり、便通に貢献します。
ダイエット:
うつ病による運動不足、および薬(ドグマチール)による食欲増進から、私も肥満になりました。解消策は、まずなんと言っても体の代謝を上げること。代謝を上げるサプリメントは色々ありますが、どれが一番効果があるかは私もまだ実験中です。
とりあえず簡単に始められて安全な方法としては、水をたっぷり飲んでから41℃くらいのお風呂に1時間程度ゆっくりつかることです。この温度のお風呂だと、ジョギングしている時と同じくらい心臓が早く動きます。
注意点としては、まず水をどんどん飲むこと。脱水症状になると血がドロドロに濃くなって血栓が出来やすく、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞になります。毎朝ジョギングしている人がジョギング中に倒れたり、飛行機に長時間乗った後に立ち上がろうとした人が突然倒れる
「エコノミークラス症候群」はこれが理由です。
水とあわせてミネラルの補給も忘れないで下さい。汗をかくと塩分を含めあらゆるミネラルが体の外に出て行ってしまいます。
抗うつ剤とサプリメントの関係:
一般に言われているのはセント・ジョーンズ・ワートというハーブ(天然の抗うつ剤)は他の薬の効果を弱めるので単体で飲まなくてはいけない、というくらいです。
サプリメントは基本的に日常の食事で採れる栄養の中から有効成分を高純度で取りだした作りになっていますので、それほど心配するようなことは起きません。
2004.6.8(火)
神奈川県横浜市
匿名希望
本日もHP拝読させて頂きました。
日に日に充実するコンテンツに感心してしまいます。
今回の質問は、ご紹介戴いた各種のサプリメントと、1つめは飲酒、2つめはサウナとの関係に関してです。
飲酒と言いましてもビ−ルなら 500cc を1缶程度、ワインならグラス数杯程度の分量を言います。
サプリメントと酒はどのような関係にあるのでしょうか? 例えば、飲酒すると危険な作用が生じるとか、効果が弱くなる(無くなる)と言ったことはないのでしょうか?
私の場合は睡眠薬を使うより睡眠が取りやすくなるので、毎日ではありませんが飲酒しています。
また、サウナに入り、その後に冷水に入ると気分が爽快になるので良く利用しています。
これもどのような関係にあるのでしょうか? 高温では危険とか作用の増強減衰とか、冷水では危険とか作用の増強減衰とかです。
管理人より:
酒と薬ですが、まず酒と薬が同時に胃や腸の中に存在してはいけません。
薬には水に溶けやすいタイプと脂に溶けやすいタイプがありますが、アルコールはそのどちらも簡単に取り込みます。そしてアルコールは体への吸収が早いため、飲んだ薬が一気に体の中に流れ込んで飽和状態になります。いわゆる中毒症状と同じ状態です。薬は酒で飲んではいけません。
酒は眠りを浅くします。
アルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドという猛毒になります。これが分解しきれない状態が2日酔いです。寝る前に酒を飲むということは、寝ている間にアセトアルデヒドが体を回っています。
酒を飲むと次の日早く目が覚めませんか? それは睡眠が浅くなっている証拠なのです。
また、酒は皮質(大脳のうち理性の部分)の神経伝達を邪魔します。酒を飲んで気分が良くなるというのは、単に脳が麻痺してるだけです。最初に右脳、それから左脳。皮質が麻痺したあとに脳の中心部へ向かって麻痺が進み、あまりにも飲み過ぎた場合は呼吸や心拍などの運動中枢が麻痺して死亡します(今回のご質問ではそれほどの分量ではないですが、酒の性質を知って頂くために例として出しました)。
お酒は勧められません。
サウナの方は、入る前に水を飲んで脱水症状を防げば多分害はないです。
ただ、サウナの後に冷水に入ると交感神経優位になる(覚醒する)ので、寝る前にはやらない方が良いと思います。逆に朝であれば体にとってはプラスです。
サウナと薬ですが、基本的に運動したり汗をかいたりすれば代謝が進み、飲んだ薬の分解も早くなります。急性薬物中毒の患者を解毒させるときに無理矢理歩かせたりしますが、それは代謝をアップさせることで解毒を進ませるためです。
私たちの場合、それは抗うつ薬等が切れるのが早まるのを意味します。ただ、ほどほどであれば心配する必要はないと思います。
サウナの温度と薬との間には直接は関係ありません。人間は恒温動物なので、外界の温度とは無関係に体温はほぼ一定です。ですから、薬そのものをサウナの中に持ち込まない限り、薬が熱で変質するといったことは起きません。