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Q&A


2005.4.22

ホエイはうつ病には適さないと載っていますが、小刻みに食しているなら大丈夫なのでしょうか?
1日3回飲んでいます。かなり前から飲んでいますがうつがよくなることはありません。

主人はプロテインを飲んでいるから他のプロテインは必要ないと言います。
ホエイを飲んでいることによって例えば総合栄養食のサプリメントなどを飲んだとしてもあまり意味はないものなのでしょうか?


管理人より:

ホエイは飲んでから1時間後に吸収のピークがあって、2時間後にはアミノ酸が血液中からほぼ消えます(吸収が終わる→アミノ酸切れになる)。
小刻みというのはこのアミノ酸切れの時間をなくすということなので、90分間隔で飲むことになります。

>かなり前から飲んでいますがうつがよくなることはありません。

○○を飲めばうつが治る、ということはありません。うつは全体的な生活習慣から来るものだとご理解下さい。他に睡眠パターンや入ってくるストレスの量などいろいろな要因があります。

プロテインを飲んでいても、それをセロトニンやノルアドレナリンに有効に変換する生活をしていなければうつの改善にはつながりません。

例えば、セロトニンの原料となるアミノ酸(トリプトファン)があっても、日光の入らないトレーニングジムで運動していればセロトニンの生成量はそれほど増えません。

また、ビタミン不足やミネラル不足で体がアミノ酸を吸収・利用できなければプロテインが有効利用されません。



>主人はプロテインを飲んでいるから他のプロテインは必要ないと言います。

そのプロテインが運動のためと考えているならそれは正しいです。ただし、プロテインでうつに必要なアミノ酸を摂ろうとするなら△です(×ではありません。ホエイでも90分間隔で飲めば良いわけです)。
ご主人がプロテインに詳しい方であれば、上記のアミノ酸の吸収時間のことをお話してみて下さい。

>ホエイを飲んでいることによって例えば総合栄養食のサプリメントなどを飲んだとしてもあまり意味はないものなのでしょうか?

総合栄養というと総合ビタミン・ミネラル剤のことでしょうか?
一般的にプロテインには大してビタミン・ミネラルは入っていないので、プロテイン以外に栄養を摂ることは十分意義のあることだと思います。
弱っている時には健康な時以上に栄養が必要です。ストレスは水溶性ビタミンやミネラルをいつもより消費しますので、当然補給しなくてはなりません。補給しないでいるとストレスに弱くなり落ち込みがちになります。

ご主人の場合、スポーツやプロテインに対する考え方(これがあるから他は要らない、といった排他的な考え方)から、多分うつではあっても全く休養を取っていないように感じられますので、まずは休養が必要のように思いました。ちゃんとお休みされていますか?

医者の薬も数日でやめてしまったこと、サプリもあまり深く取り組んでいないことから考えるに、たぶん本人があまり真剣にうつを捉えていないのではないかと思います。
本人が気づいてくれるのが一番良いのですが…

医者用のうつ病チェックではなく、「ベックの質問票」というのをやると自分の状態を細かく把握できます。これは21個の質問に答えていくと自分の精神状態が分かるというものです。

この辺なんかどうでしょう
http://www.ohhori.com/depression/bdi_check.htm


2005.4.22

主人なのですが鬱と診断されてから2年過ぎようとしています。
その前から不眠、頭痛などありました。
今考えてみたらそれが前触れだったのだと思います。

病院へは何度か行きましたが薬の副作用で1週間もたたないうちに飲まなくなりました。それ以後色々(サプリメント)試してみましたが中途半端で今に至っています。。。

質問なのですが現在プロテインを飲んでいるのですが(ハードなスポーツをやっているため)大雑把に言うとホエイです。併用してこちらにのっているものを飲ませてもいいものなのでしょうか?

あとウコンも良いと聞きます。こちらも考えています。

仕事が家に帰ってこれないほど忙しくスポーツの方も忙しく(上の立場にいるため)ほとんど家にいることはありません。スポーツの方は趣味も入っているのでつらいときもあるが気晴らしになるらしいのです。これがあるから今の状態を保っていられるのだと思いますが、そうじゃないときもかなりあります。


管理人より:

併用も大丈夫ですが、ホエイを小刻みに十分な量飲んでいるなら併用しなくても ホエイだけで良いのではないかと思います。



2004.10.14

アドバイスとしては充分よく分かるのですが、何となく気軽に相談できる医者があれば良いのですが、 (今まで特に掛かったことは有りません) やはり精神科となるとこの程度の病症ですと気後れしてしまいます。
軽くあしらわれてしまうとか、家族に言えば必要以上に心配させてしまうとか、つまらない見栄とかが働いて、余計行きにくい思いです。

この程度じゃ、うつ病じゃないよと言われそうですが、 あの時の感じがよみがえって来ているのが分かり、毎日気が重いです。 特に早朝3時〜4時にトイレに起きたあと、6時頃まで(6時〜6時半起床) 気鬱な考えや思いがよぎり、目覚ましの音でやっと体を持ち上げてます。
特にストレスの掛かる仕事が無い日でも、電車の中で焦りにも似た気持ちが起きてきます。日中は割と平気でいられ、夜も酒の勢い(缶ビール2本程度) で寝付きは良いようです。朝がやはり良くありません。

出来れば誰にもそれとは分からずにこそっと軽快していくのが希望です。(おかしな考えでしょうか?)
参考までにうつ病に似た症状の違う病気とはどういうものがあるのでしょうか。


管理人より:

多くの人が、「自分だけで何とかしよう」という考えからうつ病を悪化させ、 簡単には治らないほどになってから医者に行き、「薬が効かない」「いつまでも回復しない」と悪循環に陥ります。
もしうつ病だとすれば、今の段階でも決して軽くはないので急いだ方が良いでしょう(医者に言わせると、睡眠障害がある場合は「決して軽くはない」そうです)。

誰にも知られずにこっそり、という段階は過ぎているように思います。 もしうつ病だとすれば今までの生活の結果が現状なので、今までと同じことをしている限りは回復することは望み薄です。

うつ病にしろ統合失調にしろ、精神科が「これは一大事」と大あわてするようなことはありません。仮に重いとしても表面上は軽くあしらわれます。彼らはきわめて事務的です。この点で心配することはありません。

それから、もしうつ病だとすればアルコールは厳禁です。アルコールは ノルアドレナリン生成能力を落とし、脳にダメージを与えます。睡眠障害の原因にもなります(眠りを浅くするため)。
また、アルコールを含め、タバコやコーヒーといった刺激物も栄養素(特にビタミン)の必要量を栄養所要量の数倍も要求しますので、 かなり栄養を摂らないと体にダメージを与え続けます。

うつ病と似た症状の病気は、例えば朝気分が悪くない(日内変動がない)場合は慢性疲労症候群、微熱が続く場合は甲状腺機能亢進症というのがあります。これらはまだまとめていないので詳しくお答え出来ません。済みません。

とにかく、医者に行かないことにはあなたがうつ病なのかどうなのかさえ分からず、打つ手も分からない(どうしようもない)ということになります。
ネットで精神科を探して、女医さんの所に行ってみるのはどうでしょう? 男性の医師よりは話しやすいと思います。


2004.10.13

現在53歳ですが、学生時代(もう30年前)にうつになり、医者に掛かったことがあります。その時は薬を処方され(今となってはどういう薬か分かりませんが)3〜4ヶ月ほどでなんとか立ち直りました。

管理人さんほど、壮絶な行動と体験をしているわけではないのですが、当時は何をするにも気が重く、やる気もなく、幸い学生の身分でしたので、ひたすら家で引きこもり寝ていました。自殺願望もあり、一度やりかけましたがやはり苦しくて断念しました。
 会社に入ってからも、人付き合いがヘタなので、営業的な仕事が合わず、かといって他の仕事(現場に行って機械の据え付けの監督をする)も気に入らず、ずるずるといやいやながら仕事をしてきました。(なかなか転職もままならない時代(20〜25年前)でした)
 40過ぎからは経験で何とかこなしてきましたが、最近また学生時代に味わったような気分にとりつかれています。

市販のうつ解説本の判定表に当てはまるほど、ひどくないのですが、何とかこれを解消したいと思い、本HPに行き当たりました。
 深刻な病状の方から比べれば、たいしたことは無いとは思いますが、このままにしていくとドンドン良くない方向に行くように感じます。
 いろいろ食品やサプリメントを推奨されていますが、私のような風邪で言えば鼻風邪程度の者は、どの程度の量や回数をとればいいのでしょうか。


管理人より:

まず医者にかかることをお勧めします。うつ病には似た症状の違う病気が いくつもあり、それぞれ対処法がことなります。安易に対処すると症状を悪化させてしまいます。

まずは医者にかかり、その後うつ病なら必ずある症状があるか(例えば日内変動など)、うつ病に見られない症状が出ていないか(例えば体温の上昇など)をチェックして、必要なら血液検査を受けて下さい。これらは遠回りを防ぐために必要な手続きです。



2004.10.10

神経科に通院して、お薬おを飲んでいますが、この方法はいっしょに飲んでも大丈夫なのでしょうか?


管理人より:

具体的な薬の名前がないことには何とも申し上げられませんが、現時点で確実に飲みあわせの悪い薬はないようです。ただし、他の薬との飲み合わせでなくても、人によっては体に合わないサプリメントも存在します(残念ながら、それは個々人が飲んでみるまでは分かりません)。

サプリメント以外のもの、例えば日光や運動については問題ないはずです(医者に安静にするように言われていない限り)。

参考:

健康食品の有効性・安全性情報
http://hfnet.nih.go.jp/contents/indiv.php

ハーブと医薬品の相互作用
http://www.drugsinfo.jp/contents/data/xaru/daaru2.html
(ギンコとデジレルの併用で昏睡の可能性との表記あり)


2004.9.9(木)
夫の回復を願う妻さん

期間はとても長く奄U年ほど前です。(注:文字化けしていました)
一度は完治したと思ったのですが、また再発してもう3年ほど良くなったり
悪くなったりを繰り返しています。

サプリメントが精神疾患にはいいということは以前から、知っていました。
私はミキ商品(ミキプルーンのミキです。)を食べていて、そこでうつ病にはプロテインがいいよとおしえてもらったのです。主人にも強く勧めたことがあったのですが、全然興味を示してくれなくて、今ではほとんど食べていません。
このサイトを今日見て「よし、また頑張って主人に勧めよう。」と思いました。ほかにもいろいろ効果的なサプリメントを教えていただいて、さっそく試してみます。

主人は薬が合えばきっと大丈夫と強く思っているのですが、いいと言われることはいろいろ試してみるべきですよね。

でも一つ気になることがあるのですが「うつ病で長く薬を飲んでいるとその作用で逆にそう状態になることがある」といわれていますが、管理人様はそのような状態はないのですか?

ごめんなさい、失礼なことをお聞きしてしまいました。と言うのも主人が一度完治したと思った病状がそう状態だったのではないかなと、今になれば思うからです。



管理人より:

うつ病の薬を長く飲んでいると躁になるか? とのことですが、結果から申しますと「一般的に言ってその傾向はないが、薬にもよるし、人にもよる」というのが答えです。この問題には正解がなく、かなり難しいものです。

うつ病の薬全体に「飲み続けると元気がでて仕方がない」という傾向はないと思います。少なくともそういう話を聞いたことはありません(私は医者ではないので、多くの例を知っている訳ではないですが)。逆に短期間で必要としなくなるほど改善するか、飲み続けても一向に効かないという例が大半のように思います。

躁とは、うつと同じように「尋常ではない状態」を指すもので、「うつ病だった人が普通のように振る舞っている状態」ではありません。
躁状態の説明は
ここが詳しいです。ご主人がこのような状態でしたか?。

私がこのような状態だったか? というと、記憶をたどっても当時の日記を見ても、大丈夫だったようです。当時も今も元気な時は元気ですが、元気のでない日もあります。


2004.8.18(水)
マナティさん

マグネシウムの件。

現在、うちは、プロテインは、本当に少し(1日1回付属スプーンすりきり1杯)しかとっていません。ですから、量も少ないし、牛乳を止めれば良いということは分かったのですが、他にカルシウムの入った食品や便秘の薬を服用しているので、それを入れて計算してみました。

始めに、プロテインは、8g、カルシウム50r、マグネシウム25rです。

牛乳は、100cc使っているので、カルシウム110r、マグネシウム10r、です。

ですが、ダイエットをしていて、マンナンヒカリをご飯に混ぜて食べています。これにカルシウムが70r程入っています。(マグネシウムは0)

それで、計算すると、80r、マグネシウムが不足していました。

ですが、便秘ぎみで病院で酸化マグネシウムを1日に1.5g処方してもらい飲んでおります。(ずっと便秘していて、2ヶ月ぐらい毎日1.5g、とっています。その他、ガスモチン錠を服用)そうすると、1gは、1000rなので1500rとっていることになり、上記の不足分の80rを引いて1420r過剰にとっているということで良いのでしょうか。また、逆にマグネシウムが多いのは、構わないのでしょうか。

また、プロテインの長期の連用は良くないと以前書かれていましたが、具体的に長期とは、どれくらいを指すのでしょうか。実は、現在は、プロテインの量が少ないですが、以前は、付属スプーンにすりきり3杯程度飲ませていました。(飲ませ始めて2ヶ月弱経過したので、減量しました。)ただ、先日のメールを拝見し、一般的な量(付属スプーンすりきり3杯×1日3食)からすると、とても少ないので、だから回復までに至らなかったのかなと考えたりしました。
なので、体にそんなに負担がかからなければ、もう一度増量しようかとも考えています。



管理人より:

マグネシウムの件は、結論から言うと過剰分は尿として出て行くのであまり心配しなくても良さそうです。ただし、出来れば酸化マグネシウムよりも食物繊維を採って腸の具合を整えることをお勧めします。

酸化マグネシウムはマグネシウム単体より重いため、一定の重さの錠剤であればマグネシウムより酸化マグネシウムの方が含まれる量は少なくなります。
例えば 1,500mg の酸化マグネシウムの中には、マグネシウムは 58% の約 1,000 mg しか入っていません(残りは酸素の重さです)。

しかし、酸化マグネシウムとして摂ったうちどれだけが体の中に入ってくるのかは分かりませんでした。ミネラルはキーレートされた(アミノ酸や各種栄養素と結合した)ものは吸収率が良いのですが、そうでないものは吸収率が低いです。ただし、酸化マグネシウムの場合はどれくらいなのかという資料は見つかりませんでした。他のミネラル(一般の食品中に含まれるようなキーレートされている状態とされていないものの吸収率の差)から考えて、おそらく 1/2 〜 1/3 の吸収率だと思います。

と考えると、一日に 200 〜 400mg 程度マグネシウムが多めのようです。マグネシウムの1日必要量から考えると結構なアンバランスなので、出来れば便秘薬よりも食物繊維を採ることで便通を改善することをお勧めします。

マグネシウムの摂りすぎは、腎臓が正常であれば尿で排泄されるので大きな問題にはならないようですが、腎臓が弱っていればマグネシウムが溜まって心臓に悪いようです。
↓酸化マグネシウムの注意書き
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2344009.html


プロテインの長期連用の件:

これは人によってかなり変わります。抗うつ剤類をどれだけの量・期間飲んでいたか(既に肝臓がどれだけ疲れているか)で全く変わりますので。
少なくとも、プロテインを最大量のまま1ヶ月以上続けることは避けた方が良いと思います。

お使いのプロテインの量は、食生活にもよるので多いとも少ないとも言えません。他の栄養素や日光・運動とのかねあいもあるので、プロテインを多めに飲めば効果があるというものでもありません。
ですが、現在の「1日すりきり1杯 (8g) 」というのは、その中のタンパク質含有量と吸収率を考えると 4g 程度のタンパク質にしか相当しないので、ちょっと少ないかなとは思います。

以上、今回のご質問は「人によっては」「ケースによっては」という部分が多かったため煮え切らない表現が多いですが、ご自身のケースに当てはめて考えてみて下さるようお願いします。


2004.8.15(日)
マナティさん

うちで飲ませているプロテインにはマグネシウムが結構(100gあたり409r入っている)、入っていたので、牛乳で飲ませても大丈夫かなと思い飲ませていたのですが、やはり牛乳は止めた方が良いでしょうか。



管理人より:

計算してみましたが、おそらく毎日 200mg ずつマグネシウムが不足しますので、牛乳以外のものでプロテインを飲むか、マグネシウムを補給した方が良いと思います。

お使いのプロテインは「ザバス ウェイトダウン」ですね。
製品 100g あたり、カルシウム 629mg、マグネシウム 409mg です。

ご質問内容ではこれを毎日どれだけ飲まれているのか分からないのですが、仮に一般的な例として 24g(付属スプーンすりきり3杯) x 1日3食、としましょう。

1日の総量は 72g、カルシウム 453 mg、マグネシウム 294 mg です。

ここで牛乳の成分表:
http://www.j-milk.jp/faq/8d863s000000ouk7.html
牛乳をコップ1杯 ( 200 cc)使うとして、カルシウム 220 mg、マグネシウム 20 mg です。
1日3杯使うとして、カルシウム 660 mg、マグネシウム 60 mg。

牛乳とプロテイン合計で、一日にカルシウム 1,113 mg、マグネシウム 354 mg です。
カルシウムとマグネシウムは2:1の比率で利用されるので、マグネシウムが毎日 202 mg 不足します。
実際には普段の食事でマグネシウムがいくらか摂れると思いますが、カルシウムもそれなりに摂れてしまうので、まずこの 202 mg をどうにかしないといけません。

一番のお勧めは、プロテインを溶かすときに牛乳以外の飲み物を使うことです。
どうしても牛乳を使う場合は、 普段の食事でマグネシウムの多い食材を使うか、食事と食事の間でマグネシウム錠剤を使うことを検討してみて下さい。

サプリメントで摂る場合、マグネシウムは多めに摂ると一緒に摂った栄養素の吸収を妨げてしまうので、朝食と昼食の間に 100mg 程度、おやつの時間に 100mg というふうに分けてみて下さい。


2004.8.11(水)
マナティさん

プロテインの件ですが、私が飲ませているものは、「ザパス プロテイン ウエイトダウン」というもので、これには、マグネシウムが100gあたり、409mg入っています。(カルシウムは、629mg)だから、いいかな…と思っていたのですが、やはり量を減らすか、止めた方がいいでしょうか。

それから、デプロメールは、どうして18歳以下は、使用注意になっているかご存知でしたら、教えてください。



管理人より:

プロテインの件ですが、質問内容からは何が心配で何をやめたいのか分かりませんでした。再度ご連絡をお願いします。

デプロメールに関しては
おくすり110番  「使用上の注意改訂情報 2004/05/12」 をご覧くさい。抜粋しますと、

本剤の小児に対する有効性及び安全性を検証するための試験は行われていない。類薬(塩酸パロキセチン)において海外で実施された7〜18歳における大うつ病性障害(DSM−IVにおける分類)患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において有効性が確認できず、また、自殺念慮、自殺企図等の発現頻度がプラセボ群に比較して高かったとの報告がある。

また、18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する場合は、投与開始早期から注意深く患者を観察し、新たな自傷、気分変動等の情動不安定の発現もしくは、これらの症状の増悪が観察された場合には、徐々に減量するなど慎重に投与を中止すること。

海外では強迫性障害の小児にSSRIを投与し、食欲低下と体重減少・増加が発現したとの報告があるので、小児に長期間本剤を服用させる場合には、身長、体重の観察を行うこと。

とのことです。


2004.8.6(金)
匿名希望さん

簡単な質問なのですが、セントジョーンズワートという健康食品がうつ病に効果があると聞きましたが、リローラの方がよいのでしょうか?  
薬局にいったらセント ジョーンズワートを勧められたので、飲もうかどうか迷っています。 
どうしたらよいでしょうか・・・



管理人より:

この2つのサプリメントは成分も効くメカニズムも違うので、どちらが優れているという訳ではありません。併用も可能です。
ただし、セントジョーンズワートは一緒に摂った薬やサプリメントの効果を弱める働きがあるので、独立して飲まなければなりません。

また、セントジョーンズワートはSSRIと似たメカニズムのため、 既に飲んでいるSSRIが充分な効果を生んでいるのであれば飲む必要はないと思います。

おおざっぱに言って、セントジョーンズワートはセロトニンの働きを増強することで悲観的な気分を改善し、リローラはコルチゾール濃度を下げることで脳の血流を回復します。


2004.8.1(日)
マナティさん

娘(高校2年生)が軽度の鬱病になって、3ヶ月ぐらいになります。こちらのサイトを拝見し、大変参考にさせて頂いています。
それで、1ヶ月程前から、プロテインやビタミン・ミネラル剤を抗鬱剤等(デプロメール・ナウゼリン・グランダキシン・カマグ・ソラナックス)と合わせて服用するようになりました。また、その他にプロテインを溶かすときに牛乳、人参、りんご、しその葉をジュースにして、一緒に飲ませています。

そこで、質問なのですが、しその葉は、鬱病に効くということで飲ませているのですが、セント・ジョーンズ・ワートのように、他の薬の効果を弱めるということは、無いのでしょうか。もし、ご存知であれば、教えて頂けると助かります。
また、薬をたくさん飲ませているので、これで良いのか、時々不安になってしまいます。薬に対する知識がほとんどない素人が見よう見まねでやっておりますので、何か飲み合わせの悪いものがあるのでは無いかと心配になります。合わせて、何かお気づきの点などあれば、教えて下さると助かります。どうぞ、よろしくお願い致します。



管理人より:

プロテインを使う時、出来れば牛乳は避けて下さい。ミネラル剤とプロテインで充分な量のカルシウムが取れるため、さらに牛乳を使うとカルシウム過剰=マグネシウム不足を招いてしまいます。
マグネシウムは神経伝達物質の生成に欠かせないミネラルです。

シソに関しては、良い食べ合わせはいくつか見つかりましたが悪い食べ合わせはないようです。
ついでにうつ病になぜ良いのかを調べてみましたが、「脳に良いからうつ病にも良いらしい」という程度の説明しか見あたらず、そのメカニズムは分かりませんでした。アルファリノレン酸が良いとか、クエン酸が良いとか、カルシウムが良いとか、諸説ありました。説が定まらないということは効く理由も分からず、効果測定も難しいということになります。せめてどの成分が有効なのかが分かれば、その効果を強める方法も分かるのですが…

それと、私も医学の教育を受けた者ではないので過信はしないで下さい。出来る限り正しい情報をお伝えできるように努力はしていますが、診察やカウンセリングができるわけではありません。

薬の飲み合わせについては、
ハイパー薬辞典で調べたものをまとめておきます。
お使いの薬の中での飲み合わせには問題はないようです。

デプロメールは18才以下は使用注意となっています。
グランダキシンとソラナックスは緑内障の人には使用注意となっています(一般に、抗うつ剤は緑内障に良くない薬が多いです)。

何の薬?

併用注意

何の薬?

デプロメール

SSRI

エフピー

モノアミン酸化酵素阻害剤

メレリル

精神安定剤

テルネリン

筋緊張緩和剤

ナウゼリン

胃腸薬

コントミン

精神安定剤

セレネース

精神安定剤

ドグマチール

ノルアドレナリン増強

 

その他抗コリン薬

グランダキシン

自律神経調整剤

 

向精神薬一般

カマグ
(マグラックス)

便秘薬

 

テトラサイクリン系抗生物質

 

ニューキノロン系抗菌薬

セフジニル

セフェム系抗生物質

ジギタリス製剤

強心薬

ソラナックス

精神安定剤

 

エイズ治療薬の一部

 

向精神薬一般



2004.7.25(日)
匿名希望さん

はじめまして、とても興味深くサイトを拝見させていただきました。 そしてここに乗っている治療法を試してみようと思い、早速、近所のドラッグストアでプロテインとイチョウの葉エキスをとりあえず、買ってきたのですが、ここのに乗ってる摂取量の目安だと商品に乗っている用法の用量よりかなり多い様なんですがそんなに摂って平気なのでしょうか。



管理人より:

プロテインに関しては確かに多めです。心配なようでしたら量を加減してみて下さい。この量は食事からのタンパク質摂取を全くあてにしない場合の量ですので、食事からトリプトファンとフェニルアラニンが充分摂れる場合はプロテインの量を減らしても大丈夫です。ただ、このプロテイン量は限界値いっぱいというほどでもなく安全と言われている量の範囲なので、それほど気にされることはないと思います。
プロテインを一度に摂っても良い限界の量は、一般に40グラムと言われています。このサイトで示しているのはその範囲内ですが、できればタンパク質は食事から摂るに越したことはありません。

イチョウの葉については、短期で効果を出すために一般に言われる目安の 1.5 〜 3 倍を示しています。これは私が1ヶ月以上連用してみて不具合のなかった量ですが、もし頭痛などを感じたり不安な場合は商品に印字されている量の範囲に抑えてみて下さい。

なお、商品に印字されている目安量は健康上何も問題がない人の目安であり、うつ病患者にとってその量を「効果の出る量」として適用できるかどうかはわかりません。


2004.7.24(土)
患者A さん

プロテインを長期間取りすぎると肝臓などに悪影響が出ると聞いたんですが、実際はどうなんでしょうか?? 知人もスポーツの為、プロテインを長期服用していたため肝臓を痛め、持病になってしまったみたいです。マッスル北村も若年で、この世を去ってしまったみたいだし。トレーニングなど運動していない自分としては気になります。



管理人より:

プロテインは確かに肝臓に負担をかけるので、長期の連用はお勧めしません。回復したなと思ったら、トリプトファンやフェニルアラニンを多く含む食品からのタンパク質摂取が理想です。
心配でしたらプロテインの量はご自分で調節なさってみて下さい。

なお、マッスル北村氏はダイエットのし過ぎで低血糖になりすぎ、関連する心不全でなくなったようです。


2004.7.4(日)
eri さん

マグネシウムは酸化マグネシウムではダメなんでしょうか?



管理人より:

酸化マグネシウムは便秘の薬ですね。量によっては腸の調子を崩すのでお勧めできません。

この薬の詳しい説明はココ:
http://www.okusuri110.com/dwm/se/se23/se2344009.html

> 骨粗鬆症の薬のビタミンD3製剤(ワンアルファ、アルファロール)との
> 併用により、高マグネシウム血症を起こしやすくなります。とくに、
> 腎臓の悪い人は注意が必要です。
> カルシウム(Ca:1日1g以上)や、牛乳(1日1リットル以上)の
> 大量摂取は控えましょう。この薬の影響で、ミルク・アルカリ症候群
> (高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)を起こす
> おそれがあります。

だそうです。

で、通常の食品からマグネシウムをたくさん摂るには…
http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/aruhone/hone3.htm

> 大豆(1カップ)…345mg
> 玄米(1膳)…210mg
> ひじき(8g)…57mg

ちなみに

> カルシウムを摂り過ぎると、尿からのカルシウム排泄が
> 間に合わない。カルシウムが体内に蓄積してしまい、
> 動脈硬化や心筋梗塞、カルシウム結石などの原因にも
> なりかねない。

だそうです。

そもそもはカルシウムを含まないプロテインがあれば良いんですよね。
現在探し中。



2004.6.12(土)
eri さん

プロテインは1日3回の摂取を2回などにしても良いのでしょうか?
(仕事をしているので昼間飲みづらいため)

摂取の目安としてやはり1ヶ月ちょっとくらいなのでしょうか?
調子が良くなって突然やめても大丈夫なものでしょうか?



管理人より:

プロテインの摂取は1日2回だけでも良いか?:

摂取の回数は減らすと効果が薄れますが、ダメという訳ではありません。
1日3回飲む理由は、血液中のアミノ酸濃度を一定以上に保つためには常に供給され続けている状態を保つ必要があるためです。
人間は一度に摂った栄養は一度に吸収してしまい、貯めておくことが出来ません。ですから、栄養は少量を多頻度で摂るのが基本なのです。

昼間は仕事があって飲みづらいという場合は、例えばヤクルトやカルピスに混ぜたものを朝作っておき、会社に持って行くというのはどうでしょう。牛乳ですと常に冷蔵庫に入れておかないと腐る可能性がありますが、清涼飲料であれば冷やさなくても大丈夫な時間が長いですから。

または、アミノ酸の錠剤を使うという手もあります。これはプロテインと違って、すでに蛋白質からアミノ酸に分解された状態のものが錠剤として固められているものです。各社からいろんな商品が出ています。
難点は、なんと言ってもアミノ酸含有量が少なすぎること。蛋白質1食分 = 20g に相当するアミノ酸を摂るためには、この手の商品を(平均的に)なんと70粒も飲む必要があり、1食分約 \380 と費用対効果が極端に悪いのです。
しかも飲むためには水が必要なわけで、お腹がガボガボになって食事を摂る余裕がなくなってしまいます。

とにかく、どんな方法にせよ早く治るためには蛋白質の摂取は「少量・多頻度」のルールで行って下さい。

現実的な解決策としては、普通の食品のなかでもセロトニンとノルアドレナリンの材料となるアミノ酸を含むものをより多く食べる、というところでしょうか。

※ただし含有量はどれも少なく、プロテインと比べて摂取効率は圧倒的に悪くなります

トリプトファン含有量
( セロトニンとノルアドレナリンの材料)
 

可食部

含有量

マグロの赤身

80 g

256 mg

カツオ

80 g

246 mg

牛肉の赤身

80 g

208 mg

ハマチ

80 g

200 mg

豚肉の赤身

80 g

200 mg

木綿豆腐

150 g

150 mg

牛レバー

50 g

145 mg

豚レバー

50 g

145 mg

チーズ

2個 = 50 g

145 mg

鶏レバー

50 g

135 mg

ヨーグルト

200 g

86 mg

1個

86 mg

牛乳

200 cc

76 mg



フェニルアラニン含有量
(ノルアドレナリンの材料)
 

可食部

含有量

豆腐

300 g

1,170 mg

うどん

250 g

925 mg

100 g

820 mg

和牛

100 g

770 mg

イワシ

70 g

620 mg

牛乳

200 g

280 mg

もやし

70 g

175 mg





プロテインの摂取は1ヶ月程度でやめてもいいか?:

まず、あなたの日常生活で上記のような食品を充分に摂っているなら、そもそもプロテインを飲む必要がありません。
しかし、現代の食生活で必須アミノ酸を充分に摂れている人はまずいないでしょう。食欲のないうつ病患者ならなおさらです。

摂取期間の目安は、あなたがうつ病から回復するまでです。具体的には、「あれがしたい」「○○産の○○が食べたい」という自発的な意欲が戻った時です。決して「1ヶ月経ったから大丈夫」といったものではありません。人によってはずっと短いこともあり得ますし、その逆もあります。

調子が良くなったとしても、アミノ酸不足の生活に戻れば症状がぶり返す可能性は充分あります。プロテインをいきなり止めるのではなく、飲む量や回数を減らすようにしてみて下さい。


追記:

プロテインはうつ病患者が神経伝達物質を作るためだけのものではありません。高タンパクな食生活により全身の細胞の新陳代謝が活発になり、肌がつやつやとして頭の働きも良くなるという効果もあります。


2004.6.12(土)
eri さん

軽度のうつ病になって1年3ヶ月くらいになります。病院に行き始めたのがそれくらいで、憂鬱だったのはもう4年くらいになります。最近は憂鬱感もありますが、それよりも治らないんじゃないかという事や、他の事もあり不安感が大きくなっています。

サイト、ざっと拝見しましたが、大変参考になるのではと思いました。それで質問なのですが、抗うつ剤(トレドミンとアモキサンを飲んでいます)の副作用により便秘です。そのためか体重も増えました。
プロテインを取ることで太るということはないのでしょうか?

また抗うつ剤はサプリメントによっては悪影響があると聞いたのですが、ご紹介のものはそういうことはないということですよね?



管理人より:

プロテインは飲み過ぎれば太ります。要は「脂肪分のない、栄養バランスの良い肉」とお考え下さい。
プロテインは蛋白質なのでそれ自体カロリーもあります。飲み過ぎは禁物です。

私のページで推奨しているプロテインのカロリーは、1回分を

  • 無脂肪牛乳 240ml
  • プロテイン大さじ1杯 (17g)

として、計 151.7Kcal です。1日3回飲むと、約 455Kcal 。
成人女性が1日に必要とするカロリーは 2,000 Kcal と言われていますから、ほぼその 1/4 となります。
普段の食事に加えてプロテインを飲むという考えではなく、普段の食事の一部をプロテインに置き換えると考えて下さい。そうすれば太りません。

なお、私のページでお勧めしているプロテインは徐放性といって体に一気に吸収されずに徐々に吸収されるもので、太りにくいタイプのものです。
ある食品を摂る場合、一気に吸収されると血糖値も一気に上がり、体にとってみれば余剰のエネルギーが流れ込んで来ることになり、その分は脂肪として蓄えられてしまいます。
同じカロリーであれば、たとえ太りやすいと言われている炭水化物であっても、吸収の早いご飯やパンよりも吸収の遅いパスタの方がダイエットには良いと言われているのはこういう理由です(この考えを応用したのが低GI値ダイエットです)。

砂糖のGI値(血糖値が上がる速さ)を99とした場合、食パンが95、白米が88、パスタは65、プロテインは推定45未満です。この辺の話は私が後日立ち上げる予定のダイエットサイトで詳しく書く予定です。



便秘:
ダイオウ(大黄)という成分を含んだ便秘薬がよく効きます。コーラックなどの合成品はすぐに体が慣れてしまう上に効き方が極端ですが、ダイオウはゆるやかに効きつつ長期間使っても効き目が弱くなりません。
有名な商品としては「タケダ漢方便秘薬」がありますが、ダイオウが入っていればどの会社のものでも構いません。安いものを選んで買って下さい。

根本的に便秘を治すには食物繊維を摂るのが一番です。ファイブミニなどの飲料に含まれている水溶性の食物繊維では意味がありません。「オールブラン」(商品名)というシリアルなどの非水溶性食物繊維には便のかさを増やす効果があり、便通に貢献します。



ダイエット:
うつ病による運動不足、および薬(ドグマチール)による食欲増進から、私も肥満になりました。解消策は、まずなんと言っても体の代謝を上げること。代謝を上げるサプリメントは色々ありますが、どれが一番効果があるかは私もまだ実験中です。

とりあえず簡単に始められて安全な方法としては、水をたっぷり飲んでから41℃くらいのお風呂に1時間程度ゆっくりつかることです。この温度のお風呂だと、ジョギングしている時と同じくらい心臓が早く動きます。
注意点としては、まず水をどんどん飲むこと。脱水症状になると血がドロドロに濃くなって血栓が出来やすく、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞になります。毎朝ジョギングしている人がジョギング中に倒れたり、飛行機に長時間乗った後に立ち上がろうとした人が突然倒れる 「エコノミークラス症候群」はこれが理由です。
水とあわせてミネラルの補給も忘れないで下さい。汗をかくと塩分を含めあらゆるミネラルが体の外に出て行ってしまいます。



抗うつ剤とサプリメントの関係:
一般に言われているのはセント・ジョーンズ・ワートというハーブ(天然の抗うつ剤)は他の薬の効果を弱めるので単体で飲まなくてはいけない、というくらいです。
サプリメントは基本的に日常の食事で採れる栄養の中から有効成分を高純度で取りだした作りになっていますので、それほど心配するようなことは起きません。


2004.6.8(火)
神奈川県横浜市
匿名希望

本日もHP拝読させて頂きました。
日に日に充実するコンテンツに感心してしまいます。

今回の質問は、ご紹介戴いた各種のサプリメントと、1つめは飲酒、2つめはサウナとの関係に関してです。

飲酒と言いましてもビ−ルなら 500cc を1缶程度、ワインならグラス数杯程度の分量を言います。
サプリメントと酒はどのような関係にあるのでしょうか? 例えば、飲酒すると危険な作用が生じるとか、効果が弱くなる(無くなる)と言ったことはないのでしょうか?

私の場合は睡眠薬を使うより睡眠が取りやすくなるので、毎日ではありませんが飲酒しています。

また、サウナに入り、その後に冷水に入ると気分が爽快になるので良く利用しています。
これもどのような関係にあるのでしょうか? 高温では危険とか作用の増強減衰とか、冷水では危険とか作用の増強減衰とかです。


管理人より:

酒と薬ですが、まず酒と薬が同時に胃や腸の中に存在してはいけません。
薬には水に溶けやすいタイプと脂に溶けやすいタイプがありますが、アルコールはそのどちらも簡単に取り込みます。そしてアルコールは体への吸収が早いため、飲んだ薬が一気に体の中に流れ込んで飽和状態になります。いわゆる中毒症状と同じ状態です。薬は酒で飲んではいけません。

酒は眠りを浅くします。
アルコールは肝臓で分解されてアセトアルデヒドという猛毒になります。これが分解しきれない状態が2日酔いです。寝る前に酒を飲むということは、寝ている間にアセトアルデヒドが体を回っています。
酒を飲むと次の日早く目が覚めませんか? それは睡眠が浅くなっている証拠なのです。

また、酒は皮質(大脳のうち理性の部分)の神経伝達を邪魔します。酒を飲んで気分が良くなるというのは、単に脳が麻痺してるだけです。最初に右脳、それから左脳。皮質が麻痺したあとに脳の中心部へ向かって麻痺が進み、あまりにも飲み過ぎた場合は呼吸や心拍などの運動中枢が麻痺して死亡します(今回のご質問ではそれほどの分量ではないですが、酒の性質を知って頂くために例として出しました)。
お酒は勧められません。

サウナの方は、入る前に水を飲んで脱水症状を防げば多分害はないです。
ただ、サウナの後に冷水に入ると交感神経優位になる(覚醒する)ので、寝る前にはやらない方が良いと思います。逆に朝であれば体にとってはプラスです。

サウナと薬ですが、基本的に運動したり汗をかいたりすれば代謝が進み、飲んだ薬の分解も早くなります。急性薬物中毒の患者を解毒させるときに無理矢理歩かせたりしますが、それは代謝をアップさせることで解毒を進ませるためです。
私たちの場合、それは抗うつ薬等が切れるのが早まるのを意味します。ただ、ほどほどであれば心配する必要はないと思います。

サウナの温度と薬との間には直接は関係ありません。人間は恒温動物なので、外界の温度とは無関係に体温はほぼ一定です。ですから、薬そのものをサウナの中に持ち込まない限り、薬が熱で変質するといったことは起きません。



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