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人工衛星の自力打ち上げ、来年に延期

 教育科学技術部は8日、全羅南道高興郡の羅老宇宙センターでロケット発射台の設置作業が遅れているため、韓国の自力による人工衛星打ち上げが来年4-6月期に延期された。

 韓国は小型衛星打ち上げロケット「KSLV‐1」を使った科学技術衛星2号の打ち上げを年末に予定していたが、先月31日の関係者会合で発射設備の状況を点検した結果、打ち上げ延期が決まった。

 専門家によると、中国四川省で起きた地震により、現地で生産される一部の部品の納入が遅れ、発射台システムの設置が遅れている上、発射台システムの性能試験を行う必要が生じたため、打ち上げ時期の調整が必要になったという。

 KSLV‐1は韓国航空宇宙研究院がロシアのフルニチェフ社と共同開発している全長33メートルの2段階ロケット。

 白鴻悦(ペク・ホンヨル)航空宇宙研究院長は「発射台の燃料注入用バルブを生産する台湾企業の四川工場が地震被害を受け、納入に問題が生じた」と説明した。

李永完(イ・ヨンワン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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