聖火に感慨、平和への思い リレーに揺れた長野「感慨深い」「平和を考える機会に」。チベット問題に絡み4月26日の北京五輪聖火リレーで騒然となった長野市では8日、リレー走者や出発地を辞退した善光寺の住職らが五輪開幕にさまざまな思いを語った。 最高齢の一般ランナーとして走った山岸重治さん(76)は、リレーをめぐる混乱を思い出しながら「わたしたちが一生懸命つないだ火が、北京に届いたのはうれしい」と感慨深げ。 善光寺住職の若麻績享則庶務部長は「開会式はこれまでの経緯を振り返り、世界の人が平和を考える機会になったらいい」と期待するが、別の住職は「チベット問題に絡む聖火リレーの騒動も結局、一過性のものだった。五輪が始まり、みんな忘れてしまうだろう」と冷ややかだった。
【共同通信】
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