北京五輪開幕に合わせ、東京ではチベット人らによる平和を求める集会があった。
新宿区の常円寺では、在日チベット人や日本人僧侶ら100人が、中国のチベット問題の平和解決を願うキャンドル集会を開いた。読経に加わった東京都東村山市の本多静芳住職は「華やかな五輪の裏で中国政府の弾圧に苦しむチベット人に思いをはせてほしい」と話した。
また品川区では在日ミャンマー人800人が、祖国の軍事政権と、それを支援する中国政府への抗議デモを行った。ミャンマーでは20年前の88年8月8日に行われたゼネストが、民主化運動の原点とされる。民主化運動グループのタンシュエ代表は「北京五輪に反対するつもりはないが、軍事政権を支える中国政府には怒りを覚える」と話す。【山本太一、神澤龍二】
毎日新聞 2008年8月8日 23時38分(最終更新 8月9日 0時27分)