青森市東大野2丁目のあおもり協立病院(横田祐介院長)で今年7月、不整脈などのため入院していた同市内の70代男性が、麻酔薬を投与された後、意識不明になっている事故が起きていたことが8日、分かった。同病院は既に県へ報告しており、県は8月中をめどに立ち入り調査を行う考え。
 県医療薬務課によると、同病院側から7月中旬に一報が入り、同23日に文書で正式な報告があった。
 同課は「院内のマニュアルが守られていたかなどを調べる必要がある」と述べており、事故に至った経緯を詳しく調べる方針。立ち入り調査は東地方保健所などが行う。
 同病院側は8日、県政記者会に対し、今回の事故に関する院長のコメントを9日に出す考えを示した。
 あおもり協立病院は青森保健生活協同組合が運営している。