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済生会三条病院が助産師外来
済生会三条病院(三条市)は、お産の専門家の助産師が妊娠から産後までトータルケアを行う専門外来を11日から開設する。じっくりと時間をかけて相談に乗ることで妊婦の不安をなくし、満足できるお産をしてもらうことが狙い。県看護協会(新潟市)によると、同様の助産師外来を開設するのは県内の総合病院では初めて。
同病院には、妊婦のケアを行うスペシャリストとして、国家資格を持つ助産師が15人所属。外来ではこのうち5人がスタッフとして働く。
外来では助産師と産婦人科の医師が交代で診察。助産師による診察では超音波エコーなど通常の妊婦健診のほか、妊娠特有の悩みなどへのアドバイス、ハンドマッサージなども行う。助産師の診察で異常が見つかった場合は、医師が診察をバックアップする。
外来は色とりどりの調度品や間接照明に加え、アロマオイルの香りも漂い、サロンのような雰囲気で「リラックスできるよう心掛けた」という。スタッフの助産師で産婦人科主任の池穂波さん(41)は「私たちの役割は妊婦さんに安心してもらうこと。妊娠から時間をかけてお産と向き合うことで育児への自信にもつながる」とトータルケアの重要性を強調する。
外来は月、火、木曜の午前8時半から11時半まで。1人30分。完全予約制。問い合わせは同病院、0256(33)1551。
新潟日報2008年8月9日
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