飲食店に集まってテレビで北京五輪の開幕を祝う中国人ら=8日夜、大阪市中央区、高橋正徳撮影
北京五輪の開会式に登場する日中の選手団に声援を送ろうと、大阪・日本橋のビル「上海新天地」のバーには、在日中国人団体「西日本新華僑華人連合会」(大阪市中央区)などの関係者ら約60人が集まった。日本選手団が入場すると、「日本がんばれ」と大きな拍手。中国選手団の入場でさらに盛り上がり、立ち上がって「がんばれ」と叫んだ。同連合会の方蘇春会長(51)は「中国国内のように五輪の雰囲気を盛り上げたかった。これをきっかけに日中友好を進めたい」と話した。
東京・池袋では、中国からの留学生と日本の学生ら約200人が参加したイベントが開かれた。四川大地震の被害者に黙祷(もくとう)した後、スクリーンに映る開会式に見入った。主催者の一人で長野市での聖火ランナーを務めた留学生張畢さん(29)は「日本とは政治的に難しい時期もあったが、地震時の救援隊には感謝している」。