石原知事、北京五輪開会式へ　羽田から臨時チャーター便で

　２０１６年の五輪招致を目指す東京都の石原慎太郎知事は８日午前、同日夜に開催される北京五輪開会式に出席するため、羽田空港から全日空の臨時チャーター便で北京に出発する。石原知事の北京訪問は平成１１年の知事就任以来初めて。

　石原知事は北京到着後、午後８時（現地時間）からの開会式に出席。北京市招待の「友好都市市長」のカテゴリーに着席する予定。　翌９日には、都の招致活動の拠点で、日本人選手団の前線基地「ジャパンハウス」を視察した後、北京市主催のレセプションに参加。午後、日本航空の臨時チャーター便で帰国する。

　ジャパンハウスは１階に東京招致ブースを設けて、各国の競技団体役員、ＩＯＣ委員らを招き入れ、環境に配慮した開催計画や東京の魅力を発信する。

　石原知事は今月１日の記者会見で、北京五輪について「（開会式は）行ってみないと分からない。注目している競技は全部」などと話していた。

　北京市は今年１月、石原知事に中国公使を通じて開会式の招待状を届けていた。