MSN Japanのニュースサイトへようこそ。ここはニュース記事全文ページです。

ニュース: エンタメ 芸能界マスコミ音楽ゲーム・コミック写真RSS feed

赤塚不二夫さん葬儀 タモリさんの弔辞全文 (2/3ページ)

2008.8.7 11:39
このニュースのトピックスTV番組
赤塚不二夫さんの告別式で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さん=7日午前10時43分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影)赤塚不二夫さんの告別式で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さん=7日午前10時43分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影)

 しばらくは毎日新宿のひとみ寿司というところで夕方に集まっては、深夜までどんちゃん騒ぎをし、いろんなネタをつくりながら、あなたに教えを受けました。いろんなことを語ってくれました。お笑いのこと、映画のこと、絵画のこと。ほかのこともいろいろとあなたに学びました。あなたが私に言ってくれたことは、未だに私に金言として心の中に残っています。そして、仕事に生かしております。

 赤塚先生は本当に優しい方です。シャイな方です。マージャンをするときも、相手の振り込みで上がると相手が機嫌を悪くするのを恐れて、ツモでしか上がりませんでした。あなたがマージャンで勝ったところをみたことがありません。その裏には強烈な反骨精神もありました。あなたはすべての人を快く受け入れました。そのためにだまされたことも数々あります。金銭的にも大きな打撃を受けたこともあります。しかしあなたから、後悔の言葉や、相手を恨む言葉を聞いたことがありません。

 あなたは私の父のようであり、兄のようであり、そして時折みせるあの底抜けに無邪気な笑顔ははるか年下の弟のようでもありました。あなたは生活すべてがギャグでした。たこちゃん(たこ八郎さん)の葬儀のときに、大きく笑いながらも目からぼろぼろと涙がこぼれ落ち、出棺のときたこちゃんの額をピシャリと叩いては『このやろう逝きやがった』とまた高笑いしながら、大きな涙を流してました。あなたはギャグによって物事を動かしていったのです。

このニュースの写真

 赤塚不二夫さんのひつぎを乗せた車(右)に手を合わせる参列者=7日午後0時20分、東京都中野区の宝仙寺
 漫画家赤塚不二夫さんの葬儀・告別式で、出棺に立ち会う漫画家の藤子不二雄(A)さん(中央上)ら=7日午後0時19分、東京都中野区の宝仙寺
 葬儀・告別式で、関係者の手で運ばれる赤塚不二夫さんのひつぎ=7日午後0時19分、東京都中野区の宝仙寺
赤塚不二夫さんの告別式で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さん=7日午前10時43分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影)
赤塚不二夫さん葬儀で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さんと参列する藤子不二雄(A)さん(右端)=7日午前10時40分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影)
赤塚不二夫さん葬儀で弔辞を述べるタモリ(森田一義)さん=7日午前10時40分、東京都中野区中央の宝仙寺(代表撮影)
漫画家赤塚不二夫さんの通夜に訪れたタレントのタモリさん=6日夕、東京都中野区の宝仙寺
漫画家赤塚不二夫さんの通夜で焼香する(左から)タモリさん、研ナオコさん、黒柳徹子さん、山本晋也さん=6日夕、東京都中野区の宝仙寺(代表撮影)
漫画家の赤塚不二夫さんの葬儀・告別式で涙ぐむ、「バカボンのパパ」姿のファン=7日午前、東京都中野区の宝仙寺
漫画家の赤塚不二夫さんの葬儀・告別式で、記帳に訪れた人たち=7日午前、東京都中野区の宝仙寺
PR
PR

PR

イザ!SANSPO.COMZAKZAKFuji Sankei BusinessiSANKEI EXPRESS
Copyright 2008 The Sankei Shimbun & Sankei Digital
このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。