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バングラデシュの結合体双生児、分離手術後に1人が死亡

  • 2008年08月08日 22:19 発信地:ダッカ/バングラデシュ
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バングラデシュ・ダッカ(Dhaka)のバングラデシュ医科大学病院で、分離手術を終えた生後約4か月の結合体双生児のバーシャ(Barsha)ちゃん(2008年8月7日撮影)。(c)AFP/Farjana Khan GODHULY

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【8月8日 AFP】バングラデシュ・ダッカ(Dhaka)のバングラデシュ医科大学病院(Bangabandhu Medical College Hospital)で結合体双生児の分離手術が行われたが、数時間後に分離された双生児の1人が死亡したと手術の担当医が7日、明らかにした。

 バングラデシュ北部で看護師の母親のもとに生まれた生後約4か月のバーニャ(Banya)ちゃんとバーシャ(Barsha)ちゃんは胸部と腹部が合体した結合体双生児で、分離手術を受けるためダッカの病院を訪れた。

 双生児の健康状態が7時間におよぶ分離手術に耐えうるか、3週間をかけて健康調査を行った後、6日に病院関係者ら約50人が立ち会うなか分離手術を受けた。手術は成功したとみられていたが、同日夜、人工呼吸器を装着していたバーシャちゃんが死亡した。

 2人の手術を担当した小児科医のシャフィクル・ハク(Shafiqul Haq)医師は、「結合体双生児の場合、双生児の一方が他方よりも体力が強い場合が多い。2人の場合は、バーシャの方が体力が弱かったため生きることができなかった」と説明した。

 バーニャちゃんについては、発熱がみられるものの術後の経過は順調だという。ただし、バーニャちゃんの生命が完全に安全かどうかは、現時点で不明だという。

 同国では過去4年間で3件の結合体双生児の分離手術が行われたが、いずれも、片方もしくは双方が死亡する結果に終わっている。(c)AFP

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