中村１０代で金へ“無差別級”調整…柔道女子

気合のこもった表情で練習する中村美里

　今大会の柔道日本代表最年少１９歳で初の五輪に臨む女子５２キロ級・中村美里（三井住友海上）は「やってきたことを全部出して、悔いのないようにしたい」。１９９２年バルセロナ五輪競泳の岩崎恭子以来となる１０代金メダルに挑む。

　練習では、所属先から北京に帯同している先輩選手らを相手に投げ込みなど約２時間、汗を流した。さらに、男子に帯同しているシドニー五輪金メダリストの井上康生特別コーチ（３０）も投げ込み相手に立候補。１００キロを超える男子との“無差別級試合”で笑顔も見せながらリラックス調整した。

　一方で、練習を見守った三井住友海上の柳沢久監督は「まだ硬さがあるようだ」と心配。それでも「初日を見ればスイッチが入るかも」と柔道競技初日の９日に五輪Ｖ３を懸けて戦う谷の戦いに背中を押されることを期待した。

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（2008年8月8日06時01分  スポーツ報知）