【神奈川】合併検討会継続へ 県西2市8町 一部に微妙な温度差も2008年8月5日
県西二市八町の合併を話し合う本年度最初の「県西地域合併検討会」が四日、関係首長が出席して小田原市役所で開かれた。合併を推進してきた前小田原市長が慎重派の加藤憲一市長に代わり、検討会の存続について協議した。 検討会を継続することでは確認しあったが、これまで視野に入れていた合併新法期限の二〇一〇年三月までの合併を推進しようという積極的な意見は出なかった。 また、尾上信一・中井町長が町議会の「(合併は)生活圏を重視すべきだ」という決議文について「(現在の枠組みによる)任意の合併協議会には即時には参加しない」と述べた自らの議会発言を明らかにした。現在の枠組みが崩れる可能性も出てきた。 初参加の加藤・小田原市長は検討会のあいさつで「民意を分析して進むべき道を決めていくべきだ」とし、新法までの合併について「拙速を避け、十分な検討を」と従来の持論を展開した。 当初、各市町では、合併に関する報告書の住民説明会を開いた後、今秋にも任意協を立ち上げて来年度に法定協議会に移行する段取りだった。 (長崎磐雄)
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