注意を呼び掛ける張り紙(6日夕方に撮影)=紀北町紀伊長島区東長島で
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紀北町紀伊長島区東長島の県立古瀬川プール場(通称孫太郎プール)にあるウオータースライダーを滑り下りた利用者の水着が摩擦で破れ、苦情が出ていることが分かった。修繕時に塗り直した塗装の不具合が原因とみられ、8日にも塗り直す。
管理運営会社の紀伊長島レクリエーション都市開発によると、修繕工事は県が2000万円弱で伊賀市の施工業者に発注した。完成後に2回にわたって「試走試験」をしたところ、滑った人の半数近くの水着が破れたという。このため塗膜面を滑らかに磨き、3回目の試験を経て7月19日から営業を始めた。
ただ、開業直後から「滑ったら水着が破れた」との苦情が相次いだ。張り紙で注意を呼び掛けたが、多い日で1日5−6人の水着が破れたという。
レク都市開発などは「塗料に問題がある」と判断。応急処置として、8日にも塗り直すことにした。だが、施工業者の責任者と連絡が取れなくなっており、別の業者に依頼した。
高さ13メートルのスライダーは同プールの目玉だが、レク都市開発は「塗り直し後の試験で問題があれば、今季の利用を停止する」としている。 (相馬敬)
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