中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 三重 > 8月8日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【三重】

スライダーで水着破れ相次ぐ 紀伊長島のプール塗り直し

2008年8月8日

注意を呼び掛ける張り紙(6日夕方に撮影)=紀北町紀伊長島区東長島で

写真

 紀北町紀伊長島区東長島の県立古瀬川プール場(通称孫太郎プール)にあるウオータースライダーを滑り下りた利用者の水着が摩擦で破れ、苦情が出ていることが分かった。修繕時に塗り直した塗装の不具合が原因とみられ、8日にも塗り直す。

 管理運営会社の紀伊長島レクリエーション都市開発によると、修繕工事は県が2000万円弱で伊賀市の施工業者に発注した。完成後に2回にわたって「試走試験」をしたところ、滑った人の半数近くの水着が破れたという。このため塗膜面を滑らかに磨き、3回目の試験を経て7月19日から営業を始めた。

 ただ、開業直後から「滑ったら水着が破れた」との苦情が相次いだ。張り紙で注意を呼び掛けたが、多い日で1日5−6人の水着が破れたという。

 レク都市開発などは「塗料に問題がある」と判断。応急処置として、8日にも塗り直すことにした。だが、施工業者の責任者と連絡が取れなくなっており、別の業者に依頼した。

 高さ13メートルのスライダーは同プールの目玉だが、レク都市開発は「塗り直し後の試験で問題があれば、今季の利用を停止する」としている。 (相馬敬)

 

この記事を印刷する

広告