2008.08.08 Web posted at:  12:32  JST Updated - AP
USA

救急治療室の待ち時間、10年で約1時間に延びる 米国

ジョージア州アトランタ(AP) 米病院の救急治療室で医師の診療を受けるまでの平均待ち時間が2006年、約1時間に相当する56分と10年前から長くなったことが、米疾病対策センター(CDC)が6日に公表した統計結果で判明した。CDCはこの理由として、救急治療室の減少と、利用者の増加を指摘している。

CDCによると、救急治療室における待ち時間の平均は1997年は38分だったが、2004年に47分、2006年には56分と延びた

また、病院の救急治療室の利用者は、1996年の9000万人から、10年後の2006年には32%増の1億1900万人となった。一方で、救急治療室を設置する病院は同時期、約4900から4600以下に減少した。

CDCのスティーブン・ピッツ氏は、需要が増加し、供給が減少したために、待ち時間が延びたと指摘している。

また、この待ち時間はあくまで「平均」であり、半数の人々が31分未満で医師の診察を受けていることを考えると、1時間以上待っている患者がかなりいるはずだと分析している。

このほか、時期別に見ると、夏と冬の混雑率が高かったほか、利用者は乳幼児と75歳以上の高齢者の割合が高かった。

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