2008年8月7日 22時11分更新
経営不振が続いていた倉敷市の倉敷チボリ公園の運営会社が6日、取締役会で、ことしいっぱいで公園を閉園する方針決めたことを受けて今後、公園の土地をどのように活用していくかが焦点となっています。
倉敷チボリ公園を運営するチボリ・ジャパン社は、6日開いた取締役会で、経営不振に陥っている公園をこれ以上存続させることはできないとして、会社を解散するよう求める議案を今月26日に開かれる株主総会に提案することを決めました。
この議案が株主総会で承認されると、会社はことしいっぱいで解散し、それにともなって倉敷チボリ公園は閉園することになります。
閉園後、岡山県は公園の土地を大阪の会社「クラボウ」に返還することになりますが、今後の土地の活用について県では、園内にある緑を残して市民の憩いの場としての機能をもたせたいという意向を示しています。
一方「クラボウ」は、これまでの県との話し合いの中で「土地が返還されて新たに開発する際には全体を市民公園とするのは難しい」としています。
県などでは引き続き、クラボウと公園の土地の活用について話し合うことにしていて、今後の交渉の行方が注目されています。