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「阪神優勝パレード費は府民も負担を」と橋下知事
大阪府の橋下徹知事が7日、京セラドーム大阪で行われたプロ野球の阪神対広島戦の始球式を行った。その後、橋下知事は、大阪市の平松邦夫市長が阪神優勝時にはパレードをしたいとの意向を示していることに触れ、府民にパレード費用の負担を求める考えを示した。
橋下知事は背番号52のユニホームでマウンドに。投球は右にそれたが、ノーバウンドで捕手のミットに収まり、スタンドの観客から大きな拍手を浴びた。
小学生時代に投手だったという橋下知事は、投球について「いい気分だった。でもストライクでなかったので、60点くらい」と苦笑いし、「平松市長がストライクをとったと聞いたので、ワンバウンドは避けなければと思った」と市長への対抗意識をのぞかせた。
一方、阪神の優勝パレードについて、橋下知事は「大阪が盛り上がるならサポートしたい」と積極的な姿勢を見せながらも、警備費用が府の負担になることを挙げて、「受益者負担の観点からファンの負担も必要」と府民に負担を求める可能性を示唆した。
阪神の優勝パレードは、府や大阪市などでつくる実行委員会が主催。平成18年のリーグ優勝時に行った御堂筋でのパレードでは、警備費や広報費などとして約1億5400万円を支出している。