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「山本モナにみる悪女論」−打算のない「好色一代女」 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:芸能人の不祥事
「今春、すごい女性が入社するんですよ!」
一昔前、私が朝日放送でレギュラー・コメンテーターをしていたとき、報道局の男性たちが色めき立ったことがある。美女で頭が良くて…とにかく朝日放送にはもったいないとの誉め言葉だった。
あえてその名を尋ねはしなかったが、後年、山本モナさんと国会議員とのスキャンダルが報じられたとき、やはりあの「噂(うわさ)の新人」はタダモノではなかったのだと私は納得した。
私自身、彼女に直接会ったこともないし、番組もほとんど見ない。ただ週刊誌などのマスコミを通して、その動向を知るだけだ。従って情報源は極めて限られるのだが、誤解を恐れずに言わせてもらえるなら、私は山本モナさんが大好きだ。
というのも、長年、フェミニストたちが、女を性的に隷属させる男について非難してきた議論を、逆説的にせよ、一瞬にして体現した小気味よさが、彼女の行動に感じられるからだ。
彼女の場合は、男に支配される性ではなく、ちゃんと自分が楽しんでいる。つまり、女が泣く演歌的構図からも脱却し、男性と対等の性的関係を築くことができるのである。
もちろん私も大学業界人として教育に関わる立場上、彼女の性的奔放を絶賛し、皆様にお勧めすることはできない。