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【社会】

愛知・豊田に「西ジブリ」 来春開設 アニメーター養成

2008年8月2日 朝刊

 公開中のアニメ映画「崖の上のポニョ」など宮崎駿氏の作品を手掛ける「スタジオジブリ」(東京都)が来春、愛知県豊田市にアニメーターの養成所を開設することが分かった。

 養成所の名称は「西ジブリ」。研修生を2年間、契約社員として雇い、ジブリのアニメーターが、原画を描くことなどアニメーションの基礎を教える。宮崎氏も指導し、2年後には研修生による短編のアニメ作品を作る予定だ。

 西岡純一広報部長によると、地方の人材が東京に来ると萎縮(いしゅく)したり、逆に東京に来たことだけで満足したりしてしまうといい、宮崎監督が「地方を拠点に新人をじっくり育てたい」と養成所の設置を提案。名古屋出身の鈴木敏夫プロデューサーが「住みやすく、アニメーションに集中できる」と古里の愛知を推薦した。「全国で最も元気や勢いがあり、人の表情も明るい」(西岡部長)ことも理由の一つという。

 7月中旬からホームページで研修生20人を募集。9月中旬まで受け付けている。

 

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