パラダイムシフト 〜アヒルがウサギに見える日〜

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<<   作成日時 : 2008/07/13 21:48   >>

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今日も暑かったです。もう何年も、都心ではクーラーなしで過ごせない夏が続いています。暑い日々が続くと、決まって「やはり地球温暖化の影響ですかねえ」とコメントするテレビキャスターがいるのは、困りものです。

確かに、都市は暑くなっています。これはヒートアイランド現象です。都市はコンクリートやアスファルトなどで取り囲まれているため、太陽熱を反射します。土や草があると太陽熱が吸収されるのですが、都市にはそれがないため、昔よりも暑いのです。

また、都市には高い建物が多いため、風通しがたいへん悪く、気温上昇に拍車をかけています。東京などは、ビルの配置をしっかりと考え、海からの風が内陸に吹くようにすれば、気温が2℃くらい下がるという研究結果も出ています。

さらに、夏にはクーラーで暑い空気を部屋の外に出し、部屋の中を冷やしています。これも外気温を上昇させる一因になっています。

このように都市の温暖化は、地球温暖化とは関係ありません。都市特有のヒートアイランド現象なのです。

地球温暖化は英語でグローバル・ウォーミングといいます。都市が暑くなったというのは、グローバルじゃなくてローカル・ウォーミング(局所的な温暖化)なのです。

なんだかんだと物事を複雑に考えるのは、都市に住む偉い人々です。彼らの生活圏がローカル・ウォーミングになっているので、暑くなってきたと体感しているのです。「自分の生活圏が暑いのだから、地球全部が暑いのだッ!」という自己中心的な発想で、ローカル・ウォーミングをグローバル・ウォーミングにしちゃっているのです。

2月23日の日記でも書きましたが、温暖化論者が用いる「地球の平均気温を求めるデータ」は、アメリカやヨーロッパなどの都市化されている観測地点が多いのです。これでは、いやでも平均気温は上がってしまいます。

しかも、地球の70%を占める海の上の気温を測ったデータは、ほとんどありません。こんなデータで求めた平均値が「地球の平均気温です」と言われても、首をかしげざるを得ません。

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コメント(2件)

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実際ローカルであってもグローバルと表現している事柄が私達人間同士の間ではお互いに多々あるので、このことが温暖化論者に対する反論・批判・追求材料に適切なのかどうか?・・・と、思ったりもしますけど(汗)
Sunny
2008/07/15 11:24
まあ、小さいことを大きく話すことって、誰にでもありますよね。ただ、ローカル・ウォーミングをグローバル・ウォーミングにしてしまって、世界中の政界や産業界を巻き込んでしまうというのは、やはりマズイと思います。多くの人々の生活に、深刻な影響を与えかねません。
小林浩
2008/07/16 22:11

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