ニュージャージー州ブラックウッド(AP) 米ニュージャージー州ボールヒーズでよたよたと歩いている体重約20キロの超肥満ネコを保護した団体は4日までに、このネコを飼っていた人物が名乗り出たと明らかにした。飼い主の女性は、自宅が差し押さえられたという。
このネコは7月26日に、路上で保護。首輪をつけておらず、ボランティアが一時的に預かっていた。当初はメスと見られ、「プリンセス・チャンク」と名付けられていたが、実際はオスであることが判明していた。
あまりの巨漢ぶりに、保護団体はダイエットに協力してくれる飼い主を募集。「アメリカンフットボール選手のような体格」の様子が、メディアで大々的に取り上げられた。
元の飼い主の女性は7月31日に名乗り出てきて、これまでの事情を説明。本当の名前は「パウダー」だという。
ギネスブックによると、猫の体重の世界記録は21.3キロ。この猫はオーストラリアで1980年に死んだが、その後ギネスブックは、飼い主が記録を破る目的で猫を意図的に太らせてはいけないとの配慮から、猫の体重記録掲載を中止している。